第十幕その十二
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「だからね」
「お互い様ですか」
「そうなりますか」
「ああ、そうだよ」
こうお話してなのでした。
「じゃあいいね」
「はい、今度はエメラルドの都で」
「そこでお会いしましょう」
「それじゃあね」
こうお話してなのでした、一行はスクードラーの女王と別れてなのでした。スクードラーの国を後にしたところで。
ここで、です。ドロシーが皆に言いました。
「さて、それじゃあね」
「招待状は全部渡しましたよね」
「ええ、ただね」
「ただ?」
「都に戻るまでに寄っていくところがあるから」
五人にです、ドロシーは微笑んでこう答えます。
「そこに行くわよ」
「何処ですか、そこ」
「寄る場所って」
「ええ、ウィンキーの国に行ってね」
そこにだというのです。
「行ってね」
「あっ、ブリキの木樵さんとですね」
「かかしさんにもお会いして」
「そう、あの人達とね」
一緒にだというのです。
「エメラルドの都に行きましょう」
「うわっ、何か凄いですね」
「またかかしさん、木樵さんと一緒にいられるって」
「あの人達と一緒にいられるんですね」
「そうよ、やっぱりあの人達と一緒だとね」
オズの国でも特に有名な人達であるだけではありません、五人にとってはとても素晴らしいお友達だからです。
その人達とまた一緒にいられる、五人はこのことだけで笑顔になり言うのでした。
「じゃあ行きましょう、今度はウィンキーに」
「そしてあの人達と一緒に」
「エメラルドの都に行きましょう」
「そうしましょう」
「よし、では行こう」
モジャボロもです、五人ににこにことして言いました。
「今からね」
「はい、ウィンキーの国に」
「行きましょう」
こうy応えてでした、そのうえで。
一行はエメラルドの都に行く前にウィンキーの国に寄ることにしました、そしてそこで再びオズの素晴らしい住人達と会うのでした。
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