4ー台本読み(描写想像)
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男は確信していた。今領主決定戦でチートを使いほぼパーフェクトの状態でリズムゲームをやり、全ての敵をなぎ倒してきた。パーフェクトをやるとチートを疑われるので1ミス、2ミスをいれたが。男は内心、笑ながら。
これで領主になり、サマランダーと内通を取り、次のアップデートで転生できる…
完璧な計画。これで雑魚プーカから解放される…
司会が
「他に居ませんか!」
と声をかける。もういないだろうと思っていると…
「あの俺…やります…」
その司会の後ろからいきなり赤いコートとズボンを履いてる茶髪の少年が現れた。コートの端はボロボロで音符の絵柄がついた大鎌を背中に着けている姿は死神に似ていた。
「うわ??」
「すみません!領主戦に行こうとしたらいい装備売ってたので買ってしまっていたら。そしたら迷って変なところから出てしましましたね…」
その少年はにこやかに笑う。そして、こちらにお辞儀して、
「よろしくお願いします。」
「お、おう。」
どうやら最後の試合はこの少年になりそうだった。
23時50分…0時までだしな…
まあ、チートあるし、余裕だろう。
そうすると司会が進行する。
「どうやら最後のチャレンジャーになりそうだ??名前はなんですか?」
「スノードロップです!俺が領主になったら親しみをこめてスノーと呼んで下さい!」
チャレンジャーがにこやかに手を振る。ま、いいだろう。ワンミスだけしといて、会場を湧かせるか…
男は気づいていなかった。
リズムゲームをさせたら、存在自体がチートの相手と戦う事を。
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ゲーム内容は音楽に合わせて来る音符をリズム良く武器で打ち落とすというもの。
「まあ、楽勝かな♪」
ゲームが始まり、俺は大鎌を構える。曲はクラシックの『皇帝円舞曲』。
次から次へと音符が来るが…
「は♪ほ♪は♪」
鎌を器用に振りながら音符を切り落とす。上、上、下、右下、左、左、下…
その正確なリズムに会場が湧く。
対戦相手も最初は余裕そうだったがワンミスすると焦り始めた。
そして…
『Full combo!』
相手は1ミス。あっという間にけりが着いてしまった。そうすると相手が青ざめた顔でわめき散らしてきた。
「おい??フルコンボとかチートじゃないのか??」
「チート?何言ってるの?俺はただ、音楽のリズムから次の音符を予測して斬ってただけだよ?」
「な、なんだと…?」
「だって皇帝円舞曲の曲調からここに次の音符来るって分かるじゃん?それに合わせて、あとは聞こえた音のズレと予測が外れた場合の対応及びリズム合わ
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