マクロスF
0670話
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の主人公でもある熱気バサラが乗っていた機体だな。あぁ、後は特殊部隊のエメラルドフォースも乗っていたか。
マクロスプラスやマクロス7ではかなりGがキツイような描写があったが、俺の場合はGを無視出来るという特徴がある。
この世界がマクロス7から10〜20年程経っているのを考えても、それ程大きな差は無いだろう。
「アクセル君、準備はいいのかね?」
「ん? ああ、いつでもいいぞ。掛かって来い」
そんな風に考えていた俺にジェフリーが尋ねてくるのでそう返す。……が、それが気に食わなかったのか、再びオズマの額に血管が浮かび上がった。
「では……始めっ!」
ジェフリーの言葉と同時に、オズマが畳を蹴って俺との距離を縮める。同時に間合いに入ったと判断したのだろう。右拳をそのまま放つ。
この時、よくやるように拳を引くという動作をせずに構えた状態のまま一直線に俺の顔面を狙ってくる辺り、さすが本職の軍人というべきだろう。いや、正確には民間軍事会社なので傭兵的な扱いなんだろうが。だが……
「甘いな」
俺の顔面目掛けて放たれた拳を手の平で受け止め、そのままの勢いを利用して一本背負いの要領で畳へと放り投げる。
「ぐっ!」
背中が畳に叩きつけられる瞬間に体捌きをコントロールして一瞬上へと引っ張り、叩きつけられる衝撃の殆どを殺す。オズマもオズマで受け身をしっかりとっていた為にすぐに跳ね起きる。……が、今の一連の動作で俺との実力差を理解したのか、先程のように突っ込んでくるのではなく慎重に間合いを詰めてくる。
ジリジリと少しずつこちらとの距離を縮めて来るが、それを待っている必要も無いか。
「どうした? 来ないなら次はこっちから行くぞ。……いいものを見せてやろう。見逃すなよ? 目で追いかけられたらの話だがな」
「何?」
オズマが呟いたその瞬間、瞬動を使って畳を蹴り、既に俺の姿はオズマの横にあった。
そのまま軽く手を伸ばしてオズマの脇腹へと拳を伸ばす。
ポン、というその感触でようやく俺の姿が自分の真横にあるのに気が付いたのだろう。反射的にこっちを振り向くオズマだが……
「気が付くのが遅い。防御体勢をしっかり取れよ。少しキツイのが行くぞ」
次の瞬間には拳を触れさせた脇腹へと再び拳を突き刺す。
ただし、先程の軽いのではなくそれなりに力を入れてだ。そして……
「ぐわああぁぁっ!」
その一撃で、真横へと5m程吹き飛ぶオズマ。
……しまったな。そこまで力を入れたつもりは無かったんだが。
さすがにその光景は予想外だったのだろう。ジェフリーは唖然と目を見開き、オズマは殴られた脇腹を押さえながら咳き込んでいる。
「あー……大丈夫か? 一応かなり手加減はしたんだが」
「げほっ
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