暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0670話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ーね。妙に意味ありげな名前だな。

「Variable Fighter。通称VF。戦闘機型のファイター、人型のバトロイド、そしてその中間である戦闘機に手足の生えたガウォークという3タイプに変形する可変戦闘機だ」
「なるほど。そういう意味では俺達の世界と似ているな。俺達の世界にも人型や戦闘機型に変形する機動兵器は存在しているし」
「他にもデストロイドという機種もあるが……まぁ、基本的にはVFがこの世界では主力兵器と言ってもいいだろう」

 ああ、そう言えばデストロイドとかいうのもあったか。マクロス系のアニメだと殆どがVFに乗っていて、デストロイドは出番が少ないからな。すっかり忘れていた。

「こっちの世界の兵器には興味があるが……それよりも、どうする? 俺をそのS.M.Sとやらに入れてくれるのか?」
「……」

 オズマではなくジェフリーへと問い掛けると、微かに眉を顰めて1分程考えた後で頷く。

「よかろう。君の事を上に報告はせず、このままうちで引き取ろう」
「艦長!? いいんですか!?」
「責任は私が持つ。そもそも、オズマ少佐はアクセル君を引き込むのに積極的だっただろう」
「いや、ですが! 上に報告をしないという事は、当然フロンティアの政府にも……」
「それは当然だろう。そもそも、異世界からやってきたというのをまともに信じると思うかね? それに、もし信じたとすれば彼は色々な意味で危険な目に遭うだろう。人体実験やら何やら……な。そして、そんな時にアクセル君の世界の者達がやってきたとしたらどうする? もし自分の国の代表が人体実験に晒されていると知ったり、あるいはそこまで行かなくても軟禁は確実だろう。次元転移装置を作れる程の技術力を持った集団が敵対する。……そんな事は考えたく無いのではないか?」
「それは……」

 オズマにしてもジェフリーの言葉には頷けるものがあるのか、反論せずに黙り込む。
 けど、10代半ばの年齢の俺が国の代表だっていう話を信じたのか。それはそれである意味凄いな。

「ただし。君がS.M.Sに入隊するというのなら、それに相応しい実力を持っていると証明せねばならん。異世界から来たのだからこの世界の兵器に対する習熟度が無いのはしょうがないが、国の中で最強だと言えるだけの自信があるのだ。当然生身での戦闘訓練も受けているのだろう?」
「ああ。それこそ、生身で俺に勝てるのは恐らくこの世界にはいないだろうと思える程度にはな」

 少なくてもフェイトやエヴァクラス。あるいは混沌精霊である俺の天敵の神鳴流剣士辺りを連れてこなければ、俺に対抗するのは不可能なのは間違い無い。
 だが、そんな俺の態度が気に触ったのだろう。オズマが額に血管を浮かび上がらせながら俺を睨みつけてくる。……まぁ、10代半ばのこの姿の俺が
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ