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I want BRAVERY
37話
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もちさん、ネタ使わせてもらいましたw
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37話

 先輩の訳のわからない告白をなんとか無視しきってはや1ヶ月。

 もうそろそろ二月に入ろうとしている。

 高校生活始めての冬休みは、今までになく充実していた。

 なにより長谷川さんとの間がグッと縮まった・・・に違いない。

 先輩の絡みが日に日にめんどくさくなっていく中、俺はそれでも他の女友達と遊ぶことに成功した。

 2月といえば、俺の前の世界では卒業式があった。
 多分大学受験に合わせてあるのだろう。

 俺の世界の卒業式よりもちょうど1ヵ月後に、この世界の卒業式はある。
 つまりは前の世界にいるよりも1ヶ月だけ長く高校生活を送れるということだ。

 なんて、全くもってどうでもいいことを考えながら俺はタルタロス内で歩いていた。

 もちろん横には真田先輩がいる。

「彩、本当にあの壁を壊せるんだな?」

「いや、ですから『かもしれない』のであって、確実ではないですよ」

「そうか。うむ。期待してるからな」

 何か会話がかみ合っていない気がしないでもないが、そこは気にしないことにした。

 真田先輩が言っている壁というのは、14階の次の階層への道を邪魔してるアレだ。

 戦いたくないと日ごろから思っている俺が、何故わざわざ戦いに行くような真似を自分からしているのか。

 別にトチ狂ったってわけじゃない。

 実は、最近はひどいんだ。

 そう真田先輩と桐条先輩が。

 あぁ、先輩は別だ。
 あれは別だ。

 格別、ではなく別格?

 真田先輩と桐条先輩は、最近ひどくイライラしているのだ。

 たぶん原作でもそんな時期があったのだろう。
 俺はそんなこと知らないが。

 タルタロスが行き詰まり、なかなかシャドウの真相が掴めそうで掴めない現状が耐えられないんだろう。

 俺がメンバーに強制的に加えられたので、タルタロスに入ることが可能になってしまい、先輩もペルソナに覚醒し、何もかもとまではいかないが、割ととんとん拍子に進んできているという思いがあったのだろう。
 そのせいで逆に今の状態が許せない。

 そして、何故かその溜まったストレスの捌け口が俺なのだ。

 毎日毎日、人を救うにはどうすればよいかだとか、力ある者は、とか上に立つ者は、だとか、終いにはお父様の役に立つには、とか。
 もはや途中から俺関係ないよって話。

 力もまだペルソナ出せてないし。

 まぁ、とにかくその愚痴を聞くのは何故か俺。

 真田先輩の場合は言うまでもないと思うが、ひたすらに訓練。

 正直最近は、シャ
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