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魔法科高校の有能な劣等生
影と零
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、先生よりランク上がってるよ。
結構、上位に成っちゃてるよ?」

魔法学校の先生に成りたいなら理解出来るが魔法学校を造るとなると莫大な金が必要となる。
まず人員、土地、教科機材とまだまだ問題点は山程有るがそれを実現しようとなると何年掛かる事やら。

「夢は大きく持つ事が重要なんだよ零」

夢は大きく持つ事が重要?
今の俺にはとても荷が重い話だ。
俺は人が作ったレールの上でしか生きては行けない。それを踏み外すせばすぐに死んでしまうか弱い存在
だからこそ俺は命令に従う、どんな命令で有っても。

「俺に夢なんて無い」

「夢が無い?」

驚いた顔でこちらを見詰めてくる。
確かに一般的、俺位の年頃に成ると夢を持ちそれを叶える為に努力をする年だろう。
だが、俺にはそれすら存在しない。

「本当にやりたい事は無いのお前?」

真剣な表情で俺に聞く。
俺も少し頭を使ってみよう何かやりたい事はないか。

「思い付かん」

頭を悩ませ考えたが結局、何も思い付かない。
俺って結構悲しい人間なのかな?

「ま、思い付かないならいいや」

「いいのかよお前が振って来た話題だぞ?」

自分から言って負いて話を打ち切る影
そんな影が俺は少し羨ましい。

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