マクロスF
0669話
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ので航続距離はそれ程長くはない。少なくても、星から星に渡れる程には。
そんな俺の葛藤を読み取ったのか、ジェフリーは再び口を開く。
「それに、残念ながらこの近辺に人が居住可能な惑星は存在しない。そもそも、そんな惑星があればフロンティア船団が移住しているだろうしな」
フォローというよりは、追撃といった方が正しいような言葉を紡ぐ。
それに折角マクロス世界に転移したんだから、俺にしてもこの世界の技術は収集したいし、ゲートで繋げておきたい。
マクロス世界の技術と言えば、まず第1にフォールドだろう。システムXNの転移性能に関して改良可能かもしれないし、何より最大の魅力としてはフォールド通信がある。マクロス7においては、マクロス7船団と地球にある新統合軍が一瞬のタイムラグも無いままに通信出来るという優れもの。更に言えば、フォールドを使った通信システムである以上、NジャマーUの電波阻害効果を受け付けないという事だ。これがあれば、今まで個人単位での戦闘でしか使えなかったNジャマーUをもっと有効に使えるようになるだろう。
OTMとして他に有名なのは、重力制御システム、核動力炉、反応弾、ピンポイントバリアといったところか。だが、重力制御システム、核動力炉に関しては恐らくシャドウミラーの技術が先をいっている。広域破壊兵器として使えそうな反応弾にしても、核兵器である以上はギアス世界で入手したフレイヤの方が環境汚染の面で使い勝手は上だ。そうなると残りはピンポイントバリアか。これはマクロスプラスでイサムが攻撃に使ったりしていたから使えそうと言えば使えそう、か?
少なくてもレモン達は興味を持つだろう。
そう考えると意外と欲しい技術その物は多くないな。ただ、その中でもフォールド関係は是非欲しい。重力制御システムや核動力炉に関しても、シャドウミラーが使っている物の性能を強化出来る可能性はあるし。
そうなるとどうやってそれを入手するかだが……幸い、ここは民間軍事会社だ。そうなれば俺の選択は既に決まっていた。
「暫く、俺をS.M.Sで雇うつもりは無いか?」
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