暁 〜小説投稿サイト〜
リメイク版FF3・短編集
もし君が生きていたなら
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の子はすげ〜美人だぁ、目が冴えるぜぇ!」

「そ、そんなに見つめないで下さい………」

「恥じらってる場合じゃないわよ、こんな連中ほっといて行きましょっ」

「待てって……! オレらがいい遊び教えてやっからさぁ、付いて来いよッ?」

「ちょっ、腕掴まないでよ……?!」

「は、放して下さい……!」


「 ────くおらぁてめーらっ、汚ねぇ手でエリアとレフィアに触れんじゃねーー!!」


 フード付きマントを纏った二人組が颯爽と現れ、レフィアとエリアの腕を掴んだ男2人を鋭い足蹴りとパンチで直ぐ様伸してやる。

「な……?! 何だテメーらッ」

「何でもいいだろ………1人残ったてめぇも何発か、喰らってくかっ?」

「嫌ならとっとと失せろ。────目障りだ」

 フードの中から鋭い眼光で二人組に睨まれたもう1人の男は戦々恐々し、よろめきながら立ち上がった他2人を引き連れ逃げるようにその場を後にする。


「もう大丈夫だぜエリア、レフィ……っ?!」

─────バシイィッ

振り向いた瞬間、フードが反り返り脱げる勢いでレフィアから平手打ちを喰らうルーネス。

「バッカじゃないのあんた達! すぐ近くにいたんならもっと早く出て来なさいよ! エリアをあんな奴らに触れさせる前にね!!」

「す、すまん………出るタイミングを間違えた。────やはりレフィアは、気付いていたか」

 自分からフードを取って顔を現すイングズ。

「当たり前じゃないの、エリアは気づいてなかったけどっ。イングズはルーネスに付き合わされただけなんでしょうけど、女の子二人を付け回すなんてさっきの3人組と似たようなもんよ、あんた達!!」

「「す、すみません………」」

「いいじゃないですかレフィア、お二人のお陰で連れて行かれずに済みましたし。────それにしても、ルーネスさんとイングズさんは仲がいいですね」

「「 ………は?? 」」

 エリアの言葉がよく飲み込めない二人。

「だって、わたしとレフィアのようにさっきまで二人でいたんでしょう? どこを巡っていたんですか?」

 レフィアの云った通り、エリアは二人に付け回されていた事に全く気づいていないらしい。

「え、え〜と、服屋とかアクセサリ屋とか、パフェ食べたり………?」

「あら? 奇遇ですね! わたしとレフィアもですよ。会わなかったのは、行き違いのせいでしょうか………」

「いや、そういう訳では……ッ」

「そ、それよりさエリア! 今からでもおれと二人きりで……っ」

「いいえ? せっかくですが、お断りします。邪魔をしちゃいけないと思うんです、わたしの方が。────ルーネスさんはイングズさんとテ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ