もし君が生きていたなら
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の子はすげ〜美人だぁ、目が冴えるぜぇ!」
「そ、そんなに見つめないで下さい………」
「恥じらってる場合じゃないわよ、こんな連中ほっといて行きましょっ」
「待てって……! オレらがいい遊び教えてやっからさぁ、付いて来いよッ?」
「ちょっ、腕掴まないでよ……?!」
「は、放して下さい……!」
「 ────くおらぁてめーらっ、汚ねぇ手でエリアとレフィアに触れんじゃねーー!!」
フード付きマントを纏った二人組が颯爽と現れ、レフィアとエリアの腕を掴んだ男2人を鋭い足蹴りとパンチで直ぐ様伸してやる。
「な……?! 何だテメーらッ」
「何でもいいだろ………1人残ったてめぇも何発か、喰らってくかっ?」
「嫌ならとっとと失せろ。────目障りだ」
フードの中から鋭い眼光で二人組に睨まれたもう1人の男は戦々恐々し、よろめきながら立ち上がった他2人を引き連れ逃げるようにその場を後にする。
「もう大丈夫だぜエリア、レフィ……っ?!」
─────バシイィッ
振り向いた瞬間、フードが反り返り脱げる勢いでレフィアから平手打ちを喰らうルーネス。
「バッカじゃないのあんた達! すぐ近くにいたんならもっと早く出て来なさいよ! エリアをあんな奴らに触れさせる前にね!!」
「す、すまん………出るタイミングを間違えた。────やはりレフィアは、気付いていたか」
自分からフードを取って顔を現すイングズ。
「当たり前じゃないの、エリアは気づいてなかったけどっ。イングズはルーネスに付き合わされただけなんでしょうけど、女の子二人を付け回すなんてさっきの3人組と似たようなもんよ、あんた達!!」
「「す、すみません………」」
「いいじゃないですかレフィア、お二人のお陰で連れて行かれずに済みましたし。────それにしても、ルーネスさんとイングズさんは仲がいいですね」
「「 ………は?? 」」
エリアの言葉がよく飲み込めない二人。
「だって、わたしとレフィアのようにさっきまで二人でいたんでしょう? どこを巡っていたんですか?」
レフィアの云った通り、エリアは二人に付け回されていた事に全く気づいていないらしい。
「え、え〜と、服屋とかアクセサリ屋とか、パフェ食べたり………?」
「あら? 奇遇ですね! わたしとレフィアもですよ。会わなかったのは、行き違いのせいでしょうか………」
「いや、そういう訳では……ッ」
「そ、それよりさエリア! 今からでもおれと二人きりで……っ」
「いいえ? せっかくですが、お断りします。邪魔をしちゃいけないと思うんです、わたしの方が。────ルーネスさんはイングズさんとテ
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