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リメイク版FF3・短編集
もし君が生きていたなら
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……空耳だろう」


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 スィーツにご満悦なレフィアとエリアは自然と噴水広場へやって来て、ベンチに腰掛けた。……ルーネスとイングズはちょうどその背後の少し離れた木立に身を潜め、女子二人の会話に聞き耳を立てる。

「 ────お店だと別の事に集中しちゃって肝心な事話せなかったけど……、エリアとしてはどうなわけ? ルーネスのことっ」

「はい? ルーネスさんが、どうかなさったんですか?」

「……ごめん、云い方変えるわ。エリアから見て、ルーネスの事をどう思ってるか聞きたいのっ」


(ぬぁに?! おれに対するエリアの気持ちが聞けるのか……!?)

( ……あまり身を乗り出すな、気付かれるぞ)


「 ────とても純真でお茶目な思いやりのある優しい人ですよ、ルーネスさんは」

 混じりけなくにっこり云うエリアに、レフィアはたじろぎながらも何か間違っている気がする。

「お茶目、なら分からなくもないけど、純真ってのは違うんじゃないかしら………。思いやりのある優しい人って云ったら、アルクゥの方が当てはまるわねぇ」


(エリア………おれの事、そんな風に想っててくれたのかぁ……! 見る目あるなぁっ)

( ────いや、逆だと思うぞ)

 イングズにそれとなく貶されようと、ルーネスはフードの中で顔をデレデレさせている。


「 わたしは好きです、そんなルーネスさんが」


( っっ!!! )

(ほ、本気か……ッ?)

「 ………冗談でしょっ」

 あくまで、にこっと云うエリアにレフィアとイングズは唖然とするが、当のルーネスは固まってしまい思考停止する。


「でも………その優しさに甘えていていいのか、正直迷っています」

( ────え? )

 その憂えた言葉に、ルーネスはすぐ我に返る。


「やはりわたしは、生き残った"水の巫女"として神殿に戻るべきなのでは、と────」

「………そうねぇ、元々ルーネスが『この先も一緒に行こう』って連れ出したんだものね」

「それに、光の戦士はあくまであなた達。彼はわたしを必ず守ると云ってくれましたが、このまま付いて行っても、少し補助ができる程度で、足手まといになるばかりじゃ………」


「そこのカワイ子ちゃん達〜、俺らとアソばねぇ?」

「 ────え? 」

「 は………? 」

 エリアとレフィアが顔を上げると、いつの間にか目の前にガラの悪そうな男3人組がいて、ニヤニヤと見下ろしてくる。

「何よあんた達、こっちは今大事な話してんの。ナンパなら余所でやんなさいよ」

「うほ〜、勝ち気な子だなぁ? 俺のタイプ〜」

「こっち
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