そういえば
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うにでもなってしまえ、僕の人生
「 ひとつお尋ねしたいことがあるのですが・・・ 」
「 何だ? 申してみよ? 」
前々から気になっていたことだから、この際はっきりさせておいた方が良いだろう、多分。
「 自意識過剰の勘違いなら申し訳ありません。しかしながらオーディン様、
女神様に続き、最高神様までもが私に会いに来てくださるとは
何か大事な用なのでしょうか。それともそのついででしょうか? 」
それを聞いた女神と最高神はキョトンとした顔でこちらを見ている
あれ、なんかまずいこと言っただろうか? ヤバイ? まさかヤバイ感じ?
たっぷり10秒間キョトンとした後で、最高神はキッパリと言い放った。
「 退屈だったのだ! 神界ってのは、何も無いところだからな! 」
「 そうですね〜 人生ゲームくらいしかやることないですし 」
と、女神が続ける
古いよ神界、なんかもう・・・ねぇ?
「 そういえば、君も晴れてこちら側の存在になったそうじゃないか!話は妹から聞いているよ
こっちの事情が分かってるコマってのは意外に少ないんだ。いろいろと事情があってね
君には期待してるから、妹のためにがんばってくれ!な? 」
背中をバンバンと叩かれ、僕は咳き込んだ
おっさん! 力強いよ! 手加減してよー・・
それとまたまた気になることが
「 その、コマって何ですか? 」
「 ? 人生ゲームのコマですよ? 」
ああ、ああぁ〜・・・なるほどね? そういうことね?
人生ゲームって、そっちじゃなくてこっちのことだったのね
・・・
「 ああ、言い忘れてたが君の寿命はこっち側に来た瞬間からカウント止まってるから
心配しなくていいよ 」
・・・それ大事ーーー!!!
「 ありがとうございます 」
「 なーに、礼には及ばんさ。君のおかげで退屈しなくて済みそうだからな! 」
「 そうですか、ではお言葉に甘えさせていただきますね 」
「 気にすることは無い! 今度はしっかりその命、断たせてもらうからな! ワハハハ・・・! 」
・・・・?
それを最後の言葉に、オーディン兄様は店から出て行った
・・・もちろん自動ドアからなのだが・・・・・・
僕と女神様は後姿が見えなくなるまでお兄様を見守っていた
「 ・・・もう、お兄様ったらー 」
「 さっきのって、どういう意味ですか? ちょっと分からなくて・・・ 」
「 さっきの? 」
「 はい、命を〜・・・のあたりなのですが 」
「 ああ〜! あなた最近死にかけたこと、ありませんでした? 」
最近かぁ、うぅ〜む。 ありすぎるくらいにあった気がする
「 何度か・・・
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