そういえば
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着し、冷房の効いた店内に足を踏み入れた僕を待っていたのは
またもやあのお方でした・・・
「 何がおかしかったですか? 」
「 それは・・・ 」
おかしいも何も、ここまで歩いてきて車を一台も見なかったし、通行人も誰もいなかったのだ
コレがおかしい! ・・・とはいかないまでも、違和感は感じて当然だろう
田舎じゃあるまいし、いつもならそこそこの交通量がある道を通ったのだから
そんなこと出来るのはあなたぐらいですよ?
・・・僕の知りえる限り、ですけど。
まあ、いまさらとやかく言うまい。
「 なんとなく、ですよ 」
「 まさか、未来を見てきたとか? 」
「 そんなくだらないことで自分の命を無駄にしませんよ。」
「 くだらない、ですか・・・ 」
くだらなくはないが、自分の命との相対評価なら間違いなくくだらない。だって必要性が無いんだもの
だいたい、今日こうやって女神様に遭遇するって分かってたとして何か準備が要るわけでもない
そんな事を考えていると、僕の後ろの自動ドアが開く音が
「 ・・・よく来たな! 」
おぉふ・・・何この人
なんかすごく偉そうな雰囲気出してるなあ。腕組んでるし。
だけど、ジーパンにタンクトップってのはさすがにミスチョイスでは?
筋肉あるからそこまで変と言うわけではないのだけれど。
でも白髪のおじさんがそんな格好してるのは、僕的にアウトですわ。
しかもオールバックですよオールバック! なんかコワイ・・・が、どこかコミカルだ
サングラスしてるし
「 よく来たな!(2回目) 」
「 あ、はい 」
というか、あんたが後から来たのにそれはないでしょう?
ここはあなたのお家でもないんだから
「 よく似合ってますわ、お兄様! 」
「 そうだろう? 人間のファッションもたまには悪くないな 」
・・・はい?
「 ・・・今、なんと? 」
僕は不意に聞いてしまった。お兄様(・・・)って?
いやいやいやいや、それは無理がありますよ? だってどう見ても40歳は離れてるし!
もう、おじ様ってレベルじゃないっすか!
「 どうだ? ふふふ、怖いか? 」
いや、まったく。
・・・と即答するのもためらわれたのでとりあえず
「 そうですね 」
「 そうか、怖いか! くっくっく・・・・ファーーッハッハッハ! 」
なんか嬉しそうだな。何がそんなに楽しいのだろうか
しかしまあ、この状況ではたぶん、というか間違いなく
「 あなた様も神様でいらっしゃるのですか? 」
「 いかにも! 我は『 全知全能の最高神オーディン 』!」
あら〜、ついにラスボス登場ですか。
うん、なんかもういいや。ど
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