第壱話
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どれくらい残った?」
戦力確認を行う。残った機体よっては、後退も視野に入れなければならない。
「フレイム中隊残機8機です」
「トルネード中隊残機10機であります」
「リバー中隊残機9機ですね」
「ウイング中隊残機6機しか居ません」
「ウイング中隊の被害が大きい。1000体ものBETA相手に支援砲撃なしで良く頑張った。HQ、BETAの殲滅及び民間人の退却は終了した。指示をくれ」
「此方HQ。全民間人の退却に成功した。また、指令部の防衛にも成功した。 此れより、各機は当初予定の港より脱出せよ。極東国連指令部は本部施設の放棄を決定し、朝鮮半島から完全撤退する。 30分ほど前に撤退を開始した。そちらの部隊が最後尾なので、急ぎ撤退を開始してください」
「了解。各機聞いたな。俺達が最後尾だ。俺が殿をするから、ウイング中隊から順次退却開始だ」
「了解しました。ウイング中隊各機最大戦速で退却するよ!」
「了解」×6
「次にリバー中隊先に行けそちらの部隊の破損が酷い機体が多い」
「すいません。リバー中隊全機港まで帰還だ」
「了解です」×9
2つの中隊がブースト吹かして南に飛んで行った。段々とブーストの光が小さくなっつて行く。
「行きましたね」
「そうだな、大尉。よし。トルネード中隊及びフレイム中隊は退却を開始せよ」
「了解しました。大佐どの。トルネード中隊全機帰還だ」
「了解です」×10
「不動大佐、お世話になりました。この戦いで生き延びれたのは、大佐のお陰です」
「違うぞ大尉。大尉の実力が有ったからこそ、生き残これたんだ。それを忘れないでくれ。俺は、一切指揮は執っていないのだから」
「ありがとございます大佐。では、失礼します」
「うん。また、何処で共闘出来ると良いな」
お互いに敬礼しあった。
「フレイム中隊全機家に帰るぞ」
「yessir」×9
最後の部隊が飛びたっていった。ブーストの光が小さく見えるなるまで見送った。
「さて、俺も撤退しますか。HQ聞こえるか?」
「此方HQです。どうしました?」
「最後尾の不動大佐だ。対東亜連合軍の撤退を確認した。俺の撤退する港の指示をくれ」
「了解。不動大佐はその間、釜山港に撤退してください。国連と帝国軍は、そちらから退却しています」
「了解しました。此れよりそちらに合流します」
(さーて、帰るとしますかね)
俺もまた、グフ・カスタムのスラスターを吹かして空を飛び、釜山港を目指した。
悠斗sideout
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