36話
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な、なんで!?」
「それこっちのセリフなんだけど」
「私、こんなにも彩君のこと愛してるのよ!」
「俺は全然愛してないよ?」
「私は愛してるの!」
「でも俺は愛してない」
「どうして!どうして分かってくれないの!?皆、皆!私を遠ざける!」
「だって重いんだもの」
「私が何したっていうの!?どうして私から離れていくの!?」
「だから重いんだって」
「彩君は・・・彩君だけは違うって信じてた」
「俺も流石にこれはないだろうと信じてた」
「信じてたのに!!」
「俺も信じてたよ」
「私が彩君を幸せにするから!」
「いやいや、絶対俺不幸になるって」
「だから私と結婚しよう?ね?私がずっと養ってあげるから」
「全然将来有望なんですけど、俺」
「働かなくたっていいんだよ?私一緒にいればそれでいいんだよ?」
「そんなん男として絶対に嫌だし」
「だから私と結婚しようよ!」
「そもそも話が飛躍しすぎな件」
俺は叫ぶ先輩を尻目に携帯を取り出してイジる。
???カチカチ
1:通りすがりの被害者:20XX/12/24(X) 19:47:43.92 ID:abababeee
ヤンデレに告白されたどうすればいい?
2:名無しさん(神奈川県):20XX/12/24(X) 19:48:34.84 ID:pp22098ss
リア充爆発しろ
「聞いてるの!?」
「結論から言うと、無理」
「どうして!?私と結婚すれば幸せになれるんだよ!?」
「いや、なれないよ」
3:名無しさん(福岡県):20XX/12/24(X) 19:50:34.84 ID:kirrrokirro
拒否って後ろから刺されてシネ
(ありそうで怖えーよ)
俺に迫ってくる先輩をシカトして俺は思考に耽る。
てか誰か助けて。
内心で、初めての戦闘時と同じくらい泣きそうになりながら俺はそう思った。
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