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戦姫絶唱シンフォギア/K
EPISODE21 笑顔
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「・・・・わかりました。響のことは私に任せてください」

「うん。ありがとう―――――あ、未来ちゃん!」


去り際に此方に振り返る。


「響ちゃんに伝えてほしいことがあるんだ」

「いいですけど、なんて?」

「えっとね・・・・・――――、だよ!」

「・・・・わかりました。いってらっしゃい!」

「行ってきます!」


まったくもう・・・・。しょうがない人だと笑いながら背中を見送ると未来も少しだけ気合いを入れ踵を返す。さて、部屋で布団の精になりつつある親友にどうやってこの一撃をお見舞いしてやろうかと危ない方へ思考を変換しつつ未来はもう一度だけ振り返って雄樹が去ったあとを見る。


「・・・・ちょっと倍率高いかな?」


そんなことを呟いた。














街中を疾走する黒いマシン。緊急車両扱いとなっている為信号や渋滞でもスイスイと駆け抜けながら目的地へと向かう。ノイズ発生の知らせを受け現在は翼が先行中。しかしキメラに苦戦しているとのことで雄樹はアクセルのスロットをさらに開く。人気のない場所に近道で入るとクウガに変身するとその意思に反応してゴウラムが現れて合体する。

 見えてきた光景にスピードを緩めることなく突き進みノイズを灰へと変える。翼の近くまで接近すると程よい距離でバイクから立ち上がり、跳んで蹴りを繰り出す。吹っ飛んだキメラを翼が追撃し雄樹は近くの棒を掴んで青へと変わる。その際、またしても電撃が走りベルトと武装、そして身体に金色の装飾が加わる。

飛び上がった翼が頭の部分に跨って剣を突き刺す。しかしそれでもキメラを灰へとかえることは難しい。


『翼ちゃん、一緒に!』

「はい!一、二の三で行きましょう!」


首から飛び降りて背後へとまわる。大刀をその手に携えて構え、二人同時に踏み出す。頭に刺さった剣に悶え苦しむキメラはこれに反応すらできずに二人の攻撃を喰らう。雄樹がさした部分からは封印エネルギーが身体に広がる。二人で声を合わせて「せーのッ!」で放り投げる。空中で爆発し、大量の灰が降り注ぐのを見て息をついた。


「その様子だと吹っ切れたみたいですね」

『うん。まあね』

「それから、立花から連絡です」


そう言われてメールを見る。いつの間に連絡先を交換したんだろうと思いつつその内容を見る。


――――ありがとう


その一言だった。


「それと、こんな画像も」


添付されていたのは未来とクレープを食べている写真。楽しそうなその笑顔に顔が綻ぶのを耐えることなく仮面の中で笑った。











〜PM 18:00 公園〜


クレープが
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