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戦姫絶唱シンフォギア/K
EPISODE17 再会
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話しかけるも、とうの本人はすっかりスパゲッティに夢中なようでさっぱり目的を忘れている、それどころか今近くにいる存在のことも疑うことすらしていないところを見ると完全に食べ物に意識がいっている。それにため息をついて「あの人と同じものを二つ」と店員に言い、響が「私大盛り!」と元気一杯に言う。その瞬間、喫茶店のマスターの雰囲気が変わった。


「・・・・お嬢ちゃん、この店で大盛りって言ったね?」

「ふぇ?あ、はい。言いましたけど・・・・」


ちょいちょい、とマスターが指差すその先にはなにやらポスターに殴り書きで“挑戦者求む!大盛りスパゲティ”と書いてある。なるほど、これに強制的になる、ということか。理不尽な店だと思いつつ未来はすっかりやる気で闘志を燃やす響にまたため息。止めても降りないだろうと親友の頑固さと猪突猛進に呆れながら「それでお願いします」と注文。カウンターのマスターが挑戦的な笑みを浮かべるのが若干気になるが・・・・触れないほうがいいだろう。多分。


「きみ凄いね〜。ここのスパゲッティの量半端ないよ?」

「望むところです!と、あ〜!?」


そこでようやく気付いたようで驚く響。なんで教えてくれなかったんだと抗議の声をあげるが気づかない方が悪いと一蹴されてうな垂れる。


「えっと・・・・大丈夫?」

「気にしないでください。それより、あの・・・・・」

「ああ、自己紹介しなきゃだね。私は星空みゆき。一応こんなでも先生なんだ〜」


えへへと笑うみゆき。ああ、やっぱりこの人だったんだと納得する未来はさらに続ける。


「私は小日向未来です。こっちは友達の立花 響っていいます。あの・・・・私達、実は雄樹さんから頼まれて――――」

「雄樹君?彼、今元気にしてるかな?」


かなりの食いつきよう。これはいったいなんなんだろうかと思いつつはいと答えると、


「そっか・・・・そっかそっか・・・・」


と、なにやら感慨深そうに呟くので今日約束を破ったことを言うとそれに苦笑される。


「でもさ、雄樹君、必ずあとでちゃんと守ってない?」

「それは・・・・まあ、そうですけど」

「だったら大丈夫。きっと約束守ってくれるから」


笑顔とともにサムズアップ。それを見てまた思う。ああ、やっぱりあの人の先生だな――――と。似ているところが多いのか、なんだか自然と気を許してしまうあたり自分も甘いな、なんて呟く。


「あの!よかったらユウ兄のこと教えてもらえませんか?」

「・・・・うん。もちろん!」











〜PM 13:00 風鳴邸道場〜


乾いた音が静まり返った道場に鳴り渡る。白と紺の二人が一本の竹刀をその
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