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戦姫絶唱シンフォギア/K
EPISODE4 覚悟
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純明快なもの。その覚悟は未だ測りかねる部分もあるが、こうも向こう見ずな男だとは思わなかったと翼は思う。


『えっと・・・・』


困ったように頭をかきながら言う。マスクの下ではいつものような苦笑いを浮かべているのだろうか。


「・・・・あなたの想いはわかりました。ですが、完全聖遺物は一度発動すれば何が起こるかわからない未知な部分も多い。いくら貴重な戦力とはいえ、まだ解明しきれていないものを使うのはどうかと」

『うん、俺もそうおもうんだけどさ。やらないで後悔するのは嫌だなって思って・・・・危険かもしれないけど、俺はもう誰かの涙は見たくないんだ。もちろん・・・・翼ちゃんの涙も。奏ちゃんが居なくなっていっぱい悲しいことや辛いことを我慢して頑張ってるの知ってるから余計に、ね』


見透かされたような気がして翼は奥歯を噛む。この男、どこまで見えているのか。


『だから、俺も一緒にがんばるよ。翼ちゃんの抱えてるものを俺も背負うことは無理かもしれないし、翼ちゃんは絶対それはしない子だって知ってる。それでも一緒に悩んだり悲しんだりは出来るから』


サムズアップ。またこれか・・・・そうため息をつく。いくら言ったところでこの男に言葉では勝てそうにない。が、かといってじゃあ力づくでとはやりたくない。諦めて踵を返し、ギアを解除してエージェントたちと一緒に車に乗り込んだ。


『・・・・そういえば、赤になったのはいいけどコレ戻り方一緒なのかな・・・?』
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