prologue
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ってる間ずっと未来ちゃんの愚痴訊いてたから」
「それフォローになってないよ・・・・ともあれ、立花響。補修課題をキッチリ片づけてまいりました!」
笑顔で拳に親指を立てるポーズ――――サムズアップをする少女、立花響に雄樹も同様に返す。幼い頃からご近所付き合いが深かった二人は兄妹のような仲でそのことから響は雄樹を“ユウ兄”雄樹は響のことをそのまま“響ちゃん”と呼びあっている。
そんな幼馴染にヘルメットを手渡して自身もヘルメットを装着してバイクへとまたがる。エンジンを起動させ、後ろに響が乗ったことを確認するとギアを操作してアクセルを蒸せ、発進する。後ろの響は一気にハイテンションになり「イ〜ヤッホ〜!」と叫んでははしゃいでいる。小さい頃と変わらないなと久しぶりに再会した少女に懐かしさを感じながら街中を走る。
街頭に飾られているポスターはほぼ今人気絶頂のユニット“ツヴァイウィング”ライブ宣伝ポスターで占められている。それをみた響のテンションがさらにあがる。これからこの二人のライブを見に行けるともなればそれはファンならば当然のことだろう。運転している雄樹からしてみればたまったものではないが。
「響ちゃん、もうちょっと大人しくしてくれないかな?」
「ふぇ・・・・あ、ごめん!」
冷静になるなり恥ずかしくなったのか急に大人しくなる響。こういうところも変わらないとおもいつつ、雄樹は会場を目指す。
このあと起こる、運命の時も知らぬまま。
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