暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ゼロの使い魔】編
024 翻意の≪閃光≫ その2
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
理攻撃は無力化出来るのだ。……ドライグはちゃっかりと、さも当然の様に武装色≠ナ強化して殴ってくるが。

「くっ、僕の遍在≠ェっ!」

「よもや遍在≠使えるのが自分だけだと思ってないよな?」

自分の遍在≠ェ消えて、城内に隠れていたワルドの遍在≠消した旨の情報が頭の中に流れ込んで来た。

「っ! ……化け物め……!」

「じゃあな」

――ゴトッ

ワルドの首が地面に落ちる。今度こそワルドの首と胴体を泣き別れにした。……こうするしかなかった=Aワルドにもう後は無かった=Aワルドは裏切り者だ%凵Xの自己暗示を掛けながら。

(化け物≠ヒぇ……)

<(相棒……)>

「(ドライグ、大丈夫だ。問題ない)」

俺の心情を慮ってくれたドライグから心配する様な声音で声を掛けられる。初めて向けられた怨嗟の聲。その事については想うところも無いこともないが、今の自分がしなければならない事をする。

「“間違いなく放火(エキシビションマッチ) ”。……人間死なば皆仏。ジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド、始祖ブリミルの御許に逝けると良いな」

デルフリンガーを倉庫≠ヨとしまい、火を司るスキル…“間違いなく放火(エキシビションマッチ) ”で浄化の炎を生み出し、その炎でワルドの遺体を焼く。

「燃やすのかね!?」

「ええ」

そんな事をしていると、ウェールズ殿下が俺のいきなりの行動に驚きながら訊いてくる。……ハルケギニアでは土葬が一般的らしいので、首を刎ねられ間違い無く死んでいるだろうワルドの遺体をわざわざ焼いている俺は、ウェールズ殿下からすればなかなか奇異に映っているだろう。

ただ、レコン・キスタには方法は判らないが、死者を動かせる方法が存在していると判っている手前、ワルドの遺体をおめおめと安置して置くのも下策だ。

「「サイトっ!!」」

「サイト、無事かいっ?」

「殿下っ! ご無事ですかっ!?」

ワルドの遺体が完璧に燃えかすと化して、ウェールズ殿下と2人で無言で次の言葉を互いに探り合って居ると、闖入者──ルイズにユーノとギーシュ、そしてウェールズ殿下の執事であるパリーさんが入室してくる。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

ワルドを討ち、ルイズ達が闖入してきたあの場を何とかウェールズ≠ニ抑えてから、明くる日。

「殿下、単刀直入に申します。トリステインに亡命なさいませ」

「……それは無理な話だよ。ミス・ヴァリエール。今の状況はサイト≠フお陰でそれほど逼迫していなし、仮にトリステインに亡命してもアンリエッタに迷惑を掛けるし、ひいてはトリステインを戦火の渦にしてしまうかもしれない」

ルイズはアンリ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ