【ゼロの使い魔】編
023 翻意の≪閃光≫ その1
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をしているのも理由が有り、自分で自分のした事についての責任を果たしているだけだ。
300人ほどの人数しか人間が居なかったニューカッスル城。突然そこにウン千人規模で人間が入ったらどうなるだろうか? ……答えは簡単、食料が尽きる≠セ。まぁ、食料は“魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)”の応用でどうにか──【トリコ】なグルメ怪獣を創ったりして用意が出来た。
食料問題が解決出来ても人数不足と云う由々しき問題が浮上し、そこで遍在≠ニ俺自身がキッチンへとヘルプに入った訳だ。……因みに、今はチャーハンを作っている。
(……料理が出来て良かったな)
地球では殆ど両親が不在だったので、料理を含めた家事は一通り出来る。……まぁ一口に出来るとは云っても、簡単な料理──家庭科の授業で習うような、簡単な料理くらいしか作れないが。
「チャーハン上がり〜!」
出来上がったチャーハンを手早く大きな皿へと盛り付け、遍在$H堂に運ばせる。因みに今まで、キッチンに俺の立てるスペースが無かったので、何故か倉庫≠ノ入っていたカセットコンロで調理していて、今まで生きて来て今日になって初めてカセットコンロを開発した人に意味も無く感謝した。
SIDE END
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
SIDE ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール
姫様から預かった親書をウェールズ皇太子殿下に届けた後、ウェールズ皇太子殿下から件の──水の精霊の名の許に永遠の愛を誓うとの旨が書かれているらしい手紙を姫様に返す様に渡された私達は各々に客室に案内された。……サイトは何故か厨房に行ったようだけど。
――コンコンコンコン
「どちらで?」
『僕だよルイズ。入って良いかい?』
「子爵様でしたか。どうぞお入り下さい」
不意にノックが鳴らされ、そのノックの正体は子爵様だった。子爵様は何やら私に話したい事が有る様な面持ちで入って来て、徐に部屋に備え付けてあるテーブルに腰を掛ける。
「2人に」
「……で、子爵様はどうして私の部屋に?」
子爵様が持ってきたワインに一口だけ口を付け、いたずらに遠回しで聞いても仕方ないのでストレートに子爵様が訪ねて来た理由を訊ねる。
「……ちょっとルイズに話したい事が有ってね」
「……子爵様の話したい事…ですか?」
「そうだよルイズ。単刀直入に言おう。……ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール…僕と──ジャン・ジャック・フランシスと結婚してくれないか?」
「……大変お言葉は嬉しいのですが…申し訳ありません。……決して、子爵様に不満が有る訳では無いのですが……」
「……あの少年──サイト・ヒラガと
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