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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos29ザンクト・オルフェン〜Heiligtum eines Belkan Ritter〜
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ようかな、って・・・シャルちゃんはこのままクロノ君の補佐でしょ、エイミィさんと一緒に・・・?」と訊いた。

「んんー? あぁ、艦船1隻が専有できる戦力って決まりがあるんだよ。いくら執務官補佐とは言え、AAA以上のわたしとクロノ、フェイトが一緒になるのは規定上許可が下りないの。だから必然的にわたしがアースラを降りないと」

「あ、ご、ごめん、シャル。私・・・そんなつもりじゃ・・・!」

見ていて可哀想になるほどフェイトがオロオロと狼狽え始める。シャルは「気にしないで良いよ。今後のフェイトとハラオウン家の関係を想えば、ね♪」とウィンク。なのは達はシャルの今の発言の意味を知っているのか「あぁ」っと納得。
俺もどういうことが判っているから納得しそうになる。が、「どうゆうこと?」はやてを始めとした八神家は事情を知らないため、俺も「何かあるのか?」と知らないフリをする。

「私とアリシアって他に家族は居なくて・・・。だからリンディ提督から養子縁組の話が来ていて、その・・・」

「そういうこと。少しでもフェイトとハラオウン家を一緒にした方が良いかなぁって思ったわけ。それにね・・・悔しいんだよぉぉぉぉーーーーッ!」

シャルが叫ぶ。すると当然「コホン。お客さま。他のお客さまのご迷惑になりますので」とキャビンクルーの女性に注意される羽目になる。俺たち全員でごめんなさいと謝罪して、その場を収める。シャルからの「あぅぅ、ごめんね、みんな」謝罪を改めて受け取ったところで、「んで? なにが悔しいわけ?」アリサが訊ねる。

「はやてとルシル、来年の4月から・・・なのは達と同じ学校に通うんだよ」

「「「「えええええーーーーッッ!?」」」」

なのは達が叫ぶと、「コホン!」先ほどと同じキャビンクルーがすかさず参上して強めの咳払い。なのは達が頭を下げつつ「ごめんなさい」と謝る。次も何かしらの不意の情報で驚きの声を上げ、また叱られるのも勘弁、そして他の乗客に迷惑だということで念話での会話へと切り替えることに。

『――で、さっきの続きだけど。なのは達だけじゃなくてはやてやルシルまでもが聖祥小学校へ通うことになった。な、の、に! わたしは学校に通えずにひたすら仕事! 理不尽じゃない!?』

おそらく全員がこう思うはずだ。理不尽じゃないだろ、と。シャルは俺たち嘱託とは違って正式な局員で、エリート候補の執務官補佐・・・は関係ないか。とにかく理不尽なんかじゃない。学校に通えないのは君の雇用形態の所為だ。

『でね。これを機に嘱託に契約変更して、ルシルやはやて達と同じ特別技能捜査課へ異動願いでも出そうかなぁ、なんて♪ そしたらわたしも聖祥小学校に通えて、そして仕事じゃはやて達ヴォルケンズと、わたしとルシルのペアで競い合ったりしてさ♪』

『待ってく
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