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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos29ザンクト・オルフェン〜Heiligtum eines Belkan Ritter〜
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んなに『おおきにな』ってお礼を言う。わたしはホンマにええ家族を持った。

「・・・兼任、ですね。はやてが学校に行っている間とかシグナム達はフリーだから・・・」

「ええ。はやてさんが居ない間、騎士シャマルは医務局へ、騎士シグナムと騎士ヴィータは武装隊へ務めるというのはどうかしら? はやてさんの仕事の時に、はやてさんの補佐官となる。それならあなた達の希望に添えると思うわ」

レティ提督からの提案を聴いて改めて顔を見合わせて頷き合った後、「それでお願いします」わたしがレティ提督にお辞儀すると、ルシル君やリインフォース達も「お願いします」ってお辞儀した。

「あ、そうそう。ルシリオン君。あなたも学校に通うようにね。リンディが転入手続きもしておくからって」

「・・・・はい? え、あの、ん? 俺も学校へ通え、っていうことですか?」

「え? 私、今そう言わなかったかしら?」

ルシル君がホンマに混乱してる。レティ提督の話やと、ルシル君の転入先はすずかちゃん達と同じ私立聖祥大学付属小学校。そんで、なんとわたしも来年の4月から聖祥小に通うことになるみたい。とは言うても、最終的に決めるのは本人であるわたしとルシル君や。わたしとしては感謝で胸いっぱいや。すずかちゃん達と一緒の学校に通えるんやもん。そやけどルシル君はどうなんやろ。

「正直ね、ルシリオン君、あなたほどの実力者は管理局だけでなく次元世界でもそうはいないわ。ランサーとしてのあなたは恐ろしく強かったもの。だからすぐにでも局の仕事に就いてもらいたいって思うの。でも、あなたはまだ10歳にも満たない子供。保護観察と管理局従事だからと言って強要は出来ないわ。まずはあなたも学校に通って、教養を深めるといいわ。きっと亡くなられているあなたのご両親も望んでいるはずだから」

「俺が、学校?・・・小学生?・・・あ、あー、ご、ご厚意、感謝します、レティ提督」

ルシル君がなんやブツブツ呟いた後、レティ提督にお礼を言うた。こうしてわたしらの今後の処遇は決まった。
わたしら八神家は全員、本籍を捜査部・特別技能捜査課に置くことになった。チームリーダーのわたしが学校へ行ってる間や休暇がズレて仕事をしてへん時は、シグナムとヴィータは武装隊へ、シャマルは医務局に務めることになった。リインフォースはデバイスとして常にわたしと一緒。ザフィーラは入局やなくてわたしやシャマルの護衛ってゆうお手伝いさん的な立場や。

「――とりあえず、決めておきたかったことは決まったわね。捜査部や武装隊、医務局にはこちらから手続きをしておきます。お疲れ様でした」

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

レティ提督との対話も終わり、その後ははやての健康診断、俺たち全員の魔力量測定などの検査も無事に終了。今日一日で全
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