暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos29ザンクト・オルフェン〜Heiligtum eines Belkan Ritter〜
[4/11]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いいんじゃない?」
と、シャルちゃんがモニターの向かい側から捜査部ってゆう文字を指さした。するとレティ提督も「そうね〜」って納得気味。捜査部。わたしらの世界でゆう警察みたいな部署や。シャルちゃんがチラッとわたしとルシル君を見ながら「はやてやルシルが就くとなると、特別捜査官かな?」って言うた。
「特別捜査官・・・?」
「ええ。特別捜査官。捜査や事件解決に役立つタイプのレアスキルの保有者が就くもので、要請に応じて他の部署に出向する、特別技能の専門家ね。最近できた、捜査部の分枝課・特別技能捜査課への所属になるかしら。でも・・・この子たち、レアスキル保有者なの?」
「俺は複製というものを」
ルシル君は複製ってゆう、その目で見た魔法・武器・能力・知識をそっくりそのまま複製して自在に扱うことが出来る。それどころかアレンジを加えてオリジナル以上の効果を持たせることも出来る。それを聴いたレティ提督はホンマに驚いてた。そやけど「わたしも・・・?」心当たりがないから小首を傾げる。
「リインフォース」
「っ。・・・確かに主はやてにもレアスキルは有る。
夜天の魔導書
(
わたし
)
の有していた蒐集行為。それは主はやてに受け継がれている」
初耳やった。それはシグナム達も同じで、「何故お前が知っている?」シャルちゃんにシグナムがそう訊いた。シャルちゃんは「ほら、はやてって物心つく前からリインフォースと一緒でしょ? ひょっとしたらって思ったんだけど」って知ってるんやなくて勘やった。
「どうする? 特別技能捜査課への所属。運用部次長の私ならみんな纏めて、八神家っていう一チームとして配属させること出来るけれど・・・」
レティ提督に訊かれて、わたしらは顔を見合わせた。みんな一緒にチームとして働ける。それはわたしらの希望通り。魔法やスキルで困ってる人たちを助けることも、守ることも出来る。
そやけど、それだとシャマルの希望には添えれへん。そう思うてると、「私はいいですよ。はやてちゃん達と一緒なら」シャマルが笑顔でそう言うてくれた。特別捜査官になったわたしの側でも医療に携えられるかもしれへんからって。
「そのことだけど、はやてさん、あなたの世界では義務教育課程というものがあるそうね」
忘れそうになってた・・・とゆうか完全に自分が小学生やってことを忘れてた。わたし、足が治ったら復学せなアカンのや。
「それを考えればあなたの勤務時間は、騎士たちに比べて短くなるのよね。だから・・・」
わたしが日常でのんびりしてる間にもシグナム達だけが仕事をせなアカンのか。そう思うと後ろめたさを感じてしまう。と、『お気になさらないでください、主はやて』って思念通話をシグナムが送って来た。気付けばみんながわたしを見て笑顔を向けてくれてた。そんなみ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ