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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos29ザンクト・オルフェン〜Heiligtum eines Belkan Ritter〜
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グラシア家はフライハイト家と共に戦っていました」
「ええ、憶えているわ。ズィルバーン・ローゼのセリカ・グラシア。あなたのファミリーネームを聞いた時、私もね、もしかしてって思ったの」
シャマルさんがそう返すとカリムさんはさらに目を、表情を輝かせた。そんなカリムさんを見たヴェロッサさんが未だにシャルちゃんの頭を撫でつつ「カリムは歴史マニアだから」って苦笑。
「それで、ルシリオン君は・・・?」
「ふっふっふ〜♪ ルシルはね・・・聴いて驚け、カリム、ヴェロッサ! ルシルはわたしの未来の旦那様なのだ!」
シャルちゃんのこの突拍子もない発言には誰もが「へ?」と呆ける中、「いやだなぁ、イリス」ヴェロッサさんが笑い声を上げた。シャルちゃんがヴェロッサさんの手から逃れてルシル君の右腕に抱きついた。
「「あああああああ!!」」
声を上げるのはライバル関係にあるはやてちゃんと・・・どうしてかヴェロッサさんも。カリムさんが「この子ったら」って苦笑しているとヴェロッサさんは咳払いして「イリス。はしたないよ」ってやんわり注意しながらシャルちゃんとルシル君を引き放そうとした。はやてちゃんも「は〜な〜れ〜て〜」参加する。
「イリスお嬢様、カリム様、ヴェロッサ様、ご友人方も。いつまでもお立ちになっていてはお疲れになるでしょう。応接室へどうぞ」
プリアムスさんが咳払い1つするとシャルちゃんが「あ、ごめんね!」ルシル君の腕をパッと離して「こっち、こっち!」って先を行っちゃった。それを見送っていると「それでは皆様も」プリアムスさんが私たちを招いてくれた。
「遅ればせながら、わたくし、フライハイト家女中長のプリアムスと申します。今宵は最高のおもてなしをご用意させていただきますね」
他のメイドさんに仕事に戻るよう指示を出して、そう笑顔を向けてくれたプリアムスさんに「お世話になります!」って私たちも笑顔を返した。
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