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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第53話 聖王器パールバティ
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…」
「この女のどこが良いんですか?私のどこがいけなかったんですか?ねえ!!」
そう言い泣きながら男を斬り付ける。
「クレ………ア………」
「でも安心してください。貴方が死んで1人になっても私が直ぐに後を追いますから!!そこの女が絶望して世界を壊したのを見た後に!!!」
涙を流しながら恍惚とした表情でそう叫ぶ。
それに反して男の意識は揺らいでいった。
(………全ては俺の責任か。済まないオリヴィエ………だが、ただでは死なん………)
薄れゆく意識の中、男は愛斧に手を添え、震えた手つきである操作をした。
(俺の人格をコピー………そして聖王器バルバドスへ………)
その思いながら男は操作を終え、そのまま力尽きたのだった。
「あははは!!そうだ、オリヴィエ様が起きた時にサプライズを用意して置かないと!!」
そう言ってクレアと呼ばれた女性は男の首めがけて刀を振り下ろした………
「こ、こは………」
ゆっくりと瞼を開け、視界が戻るとそこには見知らぬ壁があった。
「お、れは………」
体を動かせなかった為、首を動かし周りを見る。
「びょう………いん?」
様々なチューブやケーブルが繋げられ、色々な機械がバルトを囲んでいた。
「おれ…は………生き………てる?」
覚醒していく意識と共に起き上がろうとするがやはり体は動かない。感覚を感じない様に思えた。
「麻酔………か?それほど重傷………だったって事……か」
マスクをしている事にも気が付き、起きた時と同じように仰向けになった。
「クレア………オリヴィエ………そしてあの男の思考………バルバドスお前なのか………?」
マスク越しのバルトの問いに答える者は誰もいなかった………
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