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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第53話 聖王器パールバティ
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六課でジェイル・スカリエッティの話が始まる数時間ほど前………
「到着」
車を止め、キーを抜く大悟。
「ここが聖王教会………」
加奈は緑に囲まれた綺麗で大きな教会の姿に感動しながら進む大悟の後ろを付いて行く。
「いらっしゃい大悟君」
「こんにちはシャッハさん」
そんな大悟達を出迎えてくれたのは修道服を着たショートカットの女性だった。
「初めましてですね佐藤加奈さん。私はシャッハ・ヌエラ。聖王教会所属のシスターです」
「は、初めまして………あの、私の事ご存知なのですか?」
「はい、大悟君から色々と」
そう言われ、シャッハに気が付かれない様に大悟の背中をつねる加奈。
「!!?」
「どうしたんです?」
「い、いいえ、何も………」
平然を装いながらそう答える大悟だったが、加奈に思いっきりつねられている為か、涙目になっているのをシャッハは気が付いているが、本人が何も無いと言ったため、気にしない事にした。
「それじゃあ早速なのですが、来てもらえますか。ハッキリ言えば時間がありません………」
「それほど不味い状況ですか?」
「はい。かなり危険な状態です」
2人とも真面目な顔で話始めるのだが、話に付いていけない加奈は困った顔で2人の反応を見ていた。
「あれ?大悟さん、加奈さんに何も言ってないんですか?」
「言いましたよ。パールバティの使用許可を受けに行くって」
「目的と条件は………?」
「流石に何処で聞かれるか分かりませんからまだ言ってません」
「そうですか………いえ、そうですね、分かりました。でしたら加奈さん」
「はい?」
「済みませんが取り敢えず私に付いてきて下さい、その途中で詳しい話をさせてもらいますので………」
「わ、分かりました………」
結局対して分かった事を得られなかった加奈はよく分からないまま、シャッハと大悟に付いて行くのだった………
「こんな中まで入って来て良いの?」
最初こそ、観光用のエリアを歩いた加奈は初めて見る地球に似ながらもまた違った情景を見せる教会に感動していたのだが、進むにつれ、一般人立ち入り禁止の様な場所まで来て、更に普通の聖王教会のシスターでも入れそうに無さそうな場所まで来ていた。
「ええ。もう少しで到着しますので………」
そう言ってシャッハはとある一室の扉の前に止まった。
「ここです、入りますよ」
そう一言言って中に入るシャッハ。大悟と加奈も続いて中へと入って行った。
「えっ!?」
「………」
中に入るとそこは簡易な集中治療室となっており、その中心にある台のそばで一生懸命祈っているカリムがいた。
「カリム連れてきました」
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