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I want BRAVERY
35話
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「ふふふ。風花ってば真っ赤になっちゃって」

 ふふふ、ふうか。
 ふふふふうか。

 ヤバイなんかツボりそう。

「あんまり男子に慣れてないのかな?」

「ま、風花は結構人見知りなのよ」

「なるほどね〜。じゃ、行こっか」

「そうね。行きましょ風花」




 カラオケ、マンドラゴラ。

 ゲームではここに一人で来ると勇気が上がるのだが、今の俺にはもう必要ない。
 なんたって俺は勇気MAXのおとこ

「3時間でいい?」

「うん、いいよ」

 なんか最近、長谷川さんが俺に話しかけるタイミングが全て、俺の思考を遮る瞬間なのは気のせいか?

「風花もそれでいいよね?」

「う、うん」

 ドモりながら答える山岸さん。

 しかし、こんな形で原作メンバーと知り合うことになるとは。

 原作の攻略メンバーで勇気と言えば山岸。

 これはもう一種の方程式だろう。

 確かに俺には勇気がある。
 そう、原作で言う風花の弁当を食べれる勇気がある。

 しかし、皆考えてもみてくれ。
 原作でキタローはどうした?
 いや、どうなった?

 そう、倒れたのだ。
 あまりのマズさに。

 そんなものが食えようか?いや、食えまい。(反語)

 勇気6というのは案外MAXではないのかもしれない。
 だって、想像しただけでガクブルしてしまいそうだ。

「じゃ、行こっか」

 長谷川さんは割りとこういう時に先導を切ることが多くなった。
 本来であれば男である俺がこういった受付をするのだろうが、何故か先に長谷川さんがやっているのだ。

「山岸さんとは何処で?」 

「料理関係でね」

 おぉう、マジか。

「へぇ、山岸さんって料理できるの?」

「い、いえ全然!全く!」

 超ドモりながら答える山岸さん。
 そりゃそうだよね、アレだもんね。

 リボー○で言う、ポイズンクッキングだもんね。

「はは、そんな謙遜することないって。一度食べてみたいな」

 男なら、いや漢ならこう答えるしかないだろう?
 女性が料理の話題をしているのだ。 
 このセリフはもうお決まりだろう?

(もしかしたら死亡フラグが立ったかも)

 なんて思っていないさ。
 ははは・・・。

「えぇ!?」

 驚く山岸さん。
 自分でもひどいとわかってるんだな。

「あら?彩君は私の料理にはあまり興味ないのかしら?」

「そんなことないよ。長谷川さんの料理も食べてみたいな」

「えぇぇぇぇ!?!?」

 え、ちょっと山岸さん?
 そんな驚くことなの?

「そうね。今度食べさせてあげるわ」

 ニコリと大人の
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