変化と不変の入り乱れ
東方変形葉22話「遠い未来までは読み通せない」
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だが、この人里を妖怪から守ったのだ。それだけでもう立派な守護者ではないか!」
そうなんだ・・・。まあいいか。
「ねーねー、その人形さんはどうして浮いているの?」
女の子が聞いた。まあその疑問は普通だよな。
「ふふ〜ん、私の力で飛んでいるのよ〜!」
「とんでいるの〜。」
自慢げに人形たちが言ったとたん、子供たちが皆驚きの声を上げていた。まあ、人形がしゃべるなんてここではありえない話だからな。
「とまあ、こんなふうに謎の多い人だ。さ、葉川殿。自己紹介を頼む。」
自己紹介を終え、授業を任された。今日はかけ算の日らしい。
「はい、2×2はなんでしょう!」
とりあえず簡単な問題を出した。するとほとんどの子が手を挙げた。
「はい、そこの男の子!」
ほたるちゃんが指名した。
「はい!4です!」
「正解!さあどんどんレベルが上がるよ!」
このあと30分授業が続いた。
「「「「「「さよーなら!葉川先生!上白沢先生!あとお人形さん!」」」」」」
元気に帰りの挨拶をしてくれた。器用な子たちだな、「あとお人形さん!」っていうところまでハモらせるなんて。
「いい授業だったぞ、よかったらまた好きな時でいいから来てくれ。」
「ああ、そうするよ。2人もよく頑張ったね。」
そういって人形たちの頭をなでる。
「へへへ〜!」
「ふにゃ〜ん!」
「じゃあ慧音。またね。」
「ああ。」
慧音に別れを告げて歩き始める。
「ふぅ〜、疲れたな。さて、今日は少し寝るかな。」
「うん!寝る〜!」
「ね〜るぅ〜。」
スキマを開こうとした時、ある店の看板が目に入った。
―――幻想外雑貨店
・・・雑貨店?少しのぞいてみるか。
「ちょっとここの店のぞいていこ?」
「は〜い!」
「は〜い!」
店に入った。すると、驚いたことに幻想郷では見ないものが売っていた。二次電池や、扇風機などが置いてある。
「おや、客かい。ゆっくりみていってくれ。」
そこには、俺と同年代くらいの少年がいた。そして彼はこう言った。
「ここには、外の世界の雑貨がそろっているぞ。そう、俺が持ち込んだ雑貨がね。」
続く
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