これがオレの雷だ!!
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てきている」
近づいて分かったのだが、何人かの服装が絶縁体の物で作られていたり、ゴムらしき盾も見受けられた。これは小細工も必要になるかもしれないな。それから気になるのだが、相手は似たような魔力反応ばかりだ。気配もほとんど感じられない。注意する必要があるだろう。
だが、そんなことよりもオレは心の中で喜んでいる。そう、対策さえ取ればオレの魔法に耐えれる相手が居る事にオレは喜んでいる。もっとだ、もっとオレを楽しまさせて欲しい。オレに全力を出させる位に。
少し時間を置いてアウル・ダンタリオン達が体勢を立て直した所で攻撃を再開する。
「ガンレイズ・ザケル!!」
オレが使う術の中では最も威力の低い代わりに雷の弾丸で弾幕を張れるガンレイズ・ザケルを使いながら接近する。もちろん二人をマントで抱え上げながらだけどな。
アウル・ダンタリオン達は用意していたゴム製の盾に隠れたり、柱の影に隠れたりしながらも魔力弾を放って反撃してくる。隠れながらなのでそれほど命中率が高い訳では無いが、それでも威力の方はかなり高い。ガンレイズ・ザケルを2、3発当てなければ迎撃出来ない位には威力がある。
それでも接近するのに苦労はない。ある程度近づいた所で警告を出す。まだまだオレは楽しみたいからな。
「ほらほら、少し強いの行くぞ。テオザケル!!」
ラージア・ザケルの強化系とも言えるテオザケルを真上から放つ。こうすれば柱に隠れるといったことは出来ない。
『アウル・ダンタリオン様の兵士2名、リタイア』
テオザケルを放つ前の人数から7名減ったにも関わらず2名しか眷属を削れなかった。残りは13名。絶縁体の服が多少融けている所を見ると更に強力な術を叩き込めば突破出来る。
「エクセレス・ザケルガ!!」
単純に雷を照射する術の中で最大の物をテオザケル同じように上空から撃ち込む。
『アウル・ダンタリオン様の騎士2名、リタイア』
残っているのはアウル・ダンタリオンとフードをかぶった二人だけになったのだが、まさかほとんどが使い魔とはな。さらに気になるのだが、わざわざあの二人とアウル・ダンタリオンをかばうように全滅していったのだ。あのフードの二人が切り札なのか?
とりあえず様子を見るために柱の上に立ち、挨拶をする。
「お初にお目にかかる。私がゼオン・ベルだ。本日はお招き頂き大変恐縮している。こんなに楽しめたのは生まれてから初めてだ」
「それは結構。ならここからが本番だ!!」
嫌な予感がするのと同時に会場を作っている結界とは別の種類の結界を感じ取る。この感じからするとレーティングゲームの結界は完全に機能していないな。転移も封じられている。
「貴様、何のつもりだ」
今までの遊び心を捨てて、意識を甘さを切り捨て
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