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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-34 your name is
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ちの生きるこの星を楽しんでみたいと思った」


笑ったユーリに対して驚きの表情を見せていたなのはたち二人は、喜びに顔を綻ばせる。そして燐夜は本当の名前を伝えるタイミングを今でもいいと判断した。


「俺からも一つ。お前と戦っているうちにお前の気持ちが流れ込んできたんだ。そしてお前の名前を知った。お前はシステムU−Dなんかじゃない。ユーリだ。ユーリ・エーベルヴァイン」
「……ユーリ…………エーベル、ヴァイン……」
「そうだ。それがお前の名前だ」
「私の……名前……。…………私はユーリ・エーベル、ヴァイン。私はこれからあなたたちに勝負を挑みます。名前は取り戻したけど、まだ完全じゃない。まだ私の中でエグザミアが暴走している。誰か止めてっ」


自分の名前を取り戻したユーリだったが、まだ戦いは終わらない。ユーリの中にあるとある魔力システム、エグザミアを機能停止させないとユーリは自分の意思を保ったまま破壊行為を行わなくてはならない。それだけは止めたい。
なのはたちに止める理由が増えた。けれども、最初の目的とはほとんど変わらない。ただ違うのは、守るという意識から救うという意識に切り替わったこと。


「ユーリちゃん、絶対に止めてみせるよ。だから少し痛いかもしれないけど我慢してね」


なのはが少し離れた位置から魔力の収束に入る。切り札であるスターライトブレイカーの発射シークエンスが始まった。
となると残された燐夜とフェイトにできることは一つ。魔力集束が終わるまで時間を稼ぐこと。やることが決まれば後は早い。一気に二人はユーリのもとへ向かう。


「エンシェント・マトリクス」


二人の目の前まで黒い魔力の塊が伸びて先端を中心に爆発を起こした。ドオン!! という爆裂音の中、フェイトが白く染まりゆく視界に捉えたのは少年の背中だった。それも自分の意中の少年のものではなかった。







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