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魔法少女リリカルなのは〜その者の行く末は…………〜
Chapter-3 Third Story~Originally , meeting of those who that you meet does not come ture~
number-34 your name is
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et up!》


龍雅の首から下げられた十字架から機械室の女性の声が辺りに響いた。それもそのはず、管制室の中は先ほどから沈黙が続いているのだ。モニターからの音声もない。映像のみ。ハラオウン親子もモニターにくぎ付けで一言も発していなかった。バックヤードの皆もその手を止めてモニターを見ていた。そこに音を出せば当然響く。管制室にいる人たちの視線が龍雅に注がれた。


「っ!! やめなさい、龍雅君! あなたには待機命令が出ています。速やかにバリアジャケットを解除してデバイスをこちらに渡しなさい」
「うるせえんだよ、くそババア。てめえは黙って死んじまったクラウドの奴にでもケツを振ってればいいんだよ」
「なっ……! 待ちなさい!!」


龍雅はリンディに罵声を浴びせると起動したままであった転送ポートに乗り、地球の戦闘空間内に転移していった。それ追いかけるクロノ。リンディからの命令がないものの、執務官として命令違反と単独行動に移った彼を止めるために動いた。リンディは、眉間を抑え溜め息を一つ吐くとモニターに再び目を向けた。


この行動で神龍雅は、管理局にいられなくなる。位剥奪に管理局追放。一番重い罪だ。それでもかまわないというのか彼は。問題行動をこれ以上起こせばこうなると分かっている筈なのにまだ問題を起こすのか。――――分からない。リンディには彼が分からない。
クロノが龍雅を止めてくれるのを祈りつつ、地球の存亡をかけた戦いを見続ける。


      ◯


アースラでそんなことが起こっていることを知る余地のない戦い。燐夜となのはとフェイトは、システムU−Dを攻め続けていた。一度でも手を休めれば高威力の攻撃が飛んでくる。防御が固いなのはや燐夜ならまだいいかもしれないが、フェイトが当たると一発で退場である。それどころか、殺傷設定になっているため、命に関わってくるかもしれない。一瞬たりとも気の抜けない時間が続いている。


「バスタァァァーーーー!!」


桜色の砲撃が真っ直ぐ飛んでいく。それを見た燐夜は一気にシステムU−Dに接近する。フェイトもそれに続いて接近していく。なのははというと、砲撃を打ち終わった後すぐに誘導弾を放っていた。だが、その数も少ない。
それもそのはず、このギリギリの戦いをもう一時間近くも続けているのだ。普通の一対一などであればここまでかかる事はまずない。長くても30分といったところだろうか。だが、この戦いはそのどれとも当てはまらない。お互いのすべてをかけた総力戦である。


システムU−Dとしては、邪魔をするから倒す程度にしか思っていないのかもしれないが、なのはたちからして見れば何としてでもここで止めなければならない。
破壊の限りを尽くすと自ら豪語している彼女を止めなければこの地球が破壊さ
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