暁 〜小説投稿サイト〜
改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
26話
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している場所に着きました。

「おい、ここで何をしているんだ。」
「テスラ・ドライブを搭載して動力の交換をしているんですよ。」
「動力は何だい。」
「プラズマジェネレターですが、ブラックホール・エンジンのデータが揃えば交換するつもりです。」
「こっちでは一部しか使われていないのだがね。」
「仕方ないでしょう。こちらは、一応未来から来ていますし、そのために、完成したものを解析しましたから。それよりも、先を急ぎましょう。」
「ああ、そうだな。」

 そして、しばらく歩くとウプウアウトが整備されていました。

(何故なんでしょうか、行くところ、行くところに機体が置いてあるんでしょうか。カザハラ所長は部外者なんですが。)

「あれは、何なんだい。」
「私とアーニャ、2人専用機のウプウアウトですよ。全ての技術を尽くして製作した機体ですよ。」
「そんな物も作っていたのかい。」
「ええ、DC戦争ではこの機体で参戦する予定です。」
「そうか、期待してるよ。」

 そう言って、とうり過ぎます。
 それからも、行く先々で開発途中の特機や戦艦などを置いてありました。

(これは、確実にわざとですね。セシルさんは私が通ると驚いていましたし、ロイドは我関せぬとひたすら作業していましたから、ジェイルのしわさでしょうが、何のためなんでしょう。)

 そうこうしている間にビルトラプターの改修をしている場所に着きました。
 そして、ジェイルはこちらに来て言いました。

「ようこそ、月面基地へどうかね。私達の技術は。」
「ジェイル、やっぱりワザとだったんですか。一応、機密とかあるんですから自慢はやめてください。お願いですから。」
「善処しよう。」
「技術的な事は後で聞くから。それより先に改修はどうするんだい。」
「それは、こちらに纏めている。確認を頼むよ。」
「わかった。」

 この会話の後に、それぼれの作業に向かいます。
 そして、戻られる時間になると2人はかなり仲良くなり、楽しそうに機体の改造について語り合っていたのが印象に残りました。
 カザハラ所長が汚染されないか不安ではありましたが、何とかなりそうなことに言い出した本人としては良かったです。
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