26話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
で車から降りて、工場にある倉庫の中に入ります。
「社長お連れしました。」
「ご苦労、ユアン常務。無事に到着したか。ところで、そこの2人は誰だ。」
そう言って、同行者のアーニャとジェイルに目を向けます。
「ええ、紹介させてもらいます。アーニャ・アールストレイムとジェイル・スカリエッティですよ。」
「アーニャ・アールストレイム。」
「ビルトラプターの改修をさせて貰う。科学者のジェイル・スカリエッティといいます。」
「そうか、あなたが。よろしく頼む。」
そう言って、2人と握手します。
アーニャは不思議そうにしていましたが、ジェイルの方は戸惑う事なく握手します。
アーニャは普段、月面基地のおり、握手という挨拶に成れていないためでしょう。
(ここら辺の対応も学んでいってもらわないといけませんね。)
そんな事を考えているとリン社長に言われます。
「ダメだぞ、戒。彼女にちゃんと月面基地から彼女を出す事が出来ないと言っても挨拶や礼儀はしっかりと教えないと、外に出すときに彼女自身が困る事になるぞ。」
「今、考えていた事です。仕方ないでしょう。子育てなどしたことが無いのですから。」
「まぁ、確かにそうのとうりだ。むしろしていたら軽蔑するな。」
そんな話をしているとアーニャが頬を膨らませています。
「どうしたんですか、アーニャ。」
「私、大きくなったのに子ども扱いさられる。激しく不満。」
「そうですね、どうしても以前のイメージで行動してしまいますから。」
「もう、大人として扱って欲しい。」
「ふふ、私からしたら2人とも子供だな。経験が足りないからな。」
(私の精神年齢は30代なんですが、リン社長にも実年齢が2歳と知られたので子ども扱いされるみたいですね。)
そんな事を考えていると凛々しく立っているリン社長に対して、頬を膨らませて睨んでいるアーニャがおり、確かに経験の違いが見れます。
「社長も人の事を言えないでしょう。イムルが受け付けの女の女性とお茶を飲んでいただけでマオ社に出入り禁止にしたのは大人の対応なんでしゅうか。しかも、ガジェットで追い出して。」
「その話は今、話すな!まったく。」
「あなたも経験が足りてない。」
「まぁ、その事は良いんだ。それよりも、ビルトラプターの改修は可能なのか。」
「フム、それは、可能だよ。」
「それは本当か。」
「私にも誇りがあるからね。出来ない事は言わないよ。」
そう言って、ジェイルはリン社長と向き合います。
「信じて預けていいんだな。」
「ええ、性格はマッドですが、技術力は高いですよ、彼は。」
「わかった。預けよう。」
「ちょっと、待ってくれないか。」
ジェイルがリン社長に対して話しかけます。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ