第十一話 New-type Airport
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由だ。カプセルに入ればバスターの性能を引き上げ、アーマーの強度も格段に上がるはず…君ならこの力を正しい方向に…戦うべき敵に使ってくれると信じているよ…後は力を使う君次第じゃ…ゼロ』
ホログラムが消えていく。
ゼロ「…………」
ゼロはしばらくカプセルを見つめると中に入る。
エックス、ルイン…。
自分にとって掛け替えのない親友達。
ルインはエックスと比べれば付き合いは浅い。
しかしゼロにとっては大切な友だ。
今の自分ではシグマには勝てないのは分かっている。
ならば力を求めよう。
ゼロ「あいつらは…俺が守る……」
カプセルの中で力が漲っていくのを感じる。
紅いアーマーは漆黒へと変わり、金色の髪は見事な銀髪へ変わった。
次にエックスのアーマーパーツとルインのアーマー解除プログラムを入手。
それらを簡易転送装置でハンターベースへ転送すると、ゼロは銀髪を靡かせながら友の元へ向かう。
最奥へ進み、デスログマーの甲板にはイレギュラーとなった友がいた。
イーグリード「ゼロ…なのか……?」
外見が変わった友にイーグリードは戸惑いを隠せなかった。
紅いアーマーは漆黒になり、豪奢な金髪も銀髪に変わっていたからだ。
ゼロ「…ああ、久しぶりだなイーグリード」
イーグリード「しばらく見ないうちに随分と変わったものだな」
ゼロ「ある人に力を引き出してもらった。今の俺にどこまでの力があるのかは俺にも分からない」
パワーアップしたのは確かなのだが、どこまでのパワーアップなのかは分からない。
メカニロイドを全て潰したのは失敗だったかもしれない。
イーグリード「力を…引き出しただと…?」
一体どうやってだ?
ゼロは未解析な部分が多くパワーアップパーツを造ることすら困難だというのに。
ゼロ「イーグリード、お前を止めに来た。ハンターとして…友としてな」
イーグリード「…ならばこちらも全力で相手しよう…我が友よ」
イーグリードのバスターから突風が放たれた。
ゼロは強化された脚力を活かし、大きく跳躍する。
ゼロはバスターを構え通常弾を連射する。
通常弾も攻撃力が増加し、弾速も上がり、連射数も3発から5発に増えている。
イーグリード「チッ!!」
舌打ちし、イーグリードは即座に飛翔する。
以前とは性能が桁外れだ。
しかし空中戦ならこちらに利がある。
イーグリードの強み。
それは360度を自在に駆け巡る戦闘能力。
それは地上戦に特化したレプリロイドよりも多彩の行動を可能とし、敵を為す術なく粉砕する。
かつてのゼロなら苦戦は免れなかったろ
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