暁 〜小説投稿サイト〜
東方魔法録〜Witches fell in love with him.
36 帰路〜By degrees her friendship grew into love.
[1/5]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
「八白土星は山を司る…鬼門不動!」
俺は魔法で中国にあるような門の形をした結界を作りワールさんの爪から身を守った。
アリスはトウキさんの爪を避けてから元々準備をしていた人形で攻撃を始めた。
「乙女文楽」
橙に光る大きな玉を俺と人狼達の間に飛ばしたした後、大玉が破裂してそこから人形が出てきてレーザーや弾幕をまき散らす。
人狼二体は弾幕に当たらないように跳躍して後ろに下がり距離を取った。
俺はそこに追撃を加えた。
「九紫火星は火を司る…太陽黒点!」
太陽でおこる現象を模した黒い球状の炎を発射した。
黒い球状の炎はアリスの人形から発射された弾幕を巻き込んで吸収してその大きさを大きくしながら人狼に向かって飛んでいく。しかし、
―バクン!
「いっ!?まじかよ!?」
人狼は口を開けて炎を食った。
俺が動揺した隙に、炎を食った人狼とは別の人狼が接近して爪で引っ掻こうとする。
「…!アーティフルサクリファイス!」
アリスは人狼目掛けて人形を投げた。そして人形が人狼の目の前まで来ると…
―ドカン!
「キャイン!」
と小さな爆発を起こした。目の前で爆発を起こされた人狼は堪らず仰け反った。ただ、あまり威力はなかったのか顔は軽く煤けているだけだった。まあ、威力が高かったら俺も巻き添えになってただろうからあえて威力を抑えたんだろう。
仰け反った人狼と入れ替わるように炎を食った人狼が猛進してきた。
「グルルルッ!」
「力任せかよ…!八白土星は山を司る…鬼門不動!」
俺は再び魔法で中国にあるような門の形をした結界を作って身を守った。でも、人狼の力と真正面からぶつかることで次第に押されていく。力比べは吸血鬼の力をもってしても、純粋な吸血鬼じゃない俺にとって不利だ。
さらに悪い事にさっきの爆発で仰け反った人狼が復活して俺に襲いかかる。
「明希!さがって!」
後ろで大技を準備していたアリスが声を上げた。
俺は結界をそのまま解かずに、すかさずバックステップで後ろにさがった。
「レミングスパレード!」
10、20体もの人形が現れて人狼二人に近付いて行く。さっきの爆発からしてこれも……
―ドドドドドドカーン!!
次々と人形が容赦なく爆発していく。さっきの爆発とは違い、威力は抑えられていなかった。
俺は爆発の光を眺めながらアリスに聞いた。
「なぁアリス。あんなに人形を爆発させていいの?」
「あれは未完成の人形達よ。ここの鉱石で新しい人形を作ろうと思って一応沢山持ってきたの」
簡単な質問をしている間に爆発が収まり、爆発の煙が晴れてきた。
人狼達は爆風で飛ばされて気絶していた。
「さてと、どう始末をつけようかな」
「待って下さい!!」
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ