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I want BRAVERY
外伝 母親
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 彩を一人留守番させ、出かけた。

 特にそのことについて罪悪感を感じたことはない。
 私達の仲が良いと、なにより彩が喜んでいたからだった。

 そして彩は、学年でほぼトップの成績でクラスでもムードメーカーになり、よく担任に褒められ、まるで我がことのように誇らしかった。
 あまり何かを与えたりすることはできなかったが、それでもあそこまで真っ直ぐに育ってくれて本当に嬉しい。

 大人びた彩。泣き虫な彩。
 どちらも本当の彩。私達のかけがいのない宝物。

 だから、だから・・・どうかこれからも健やかに過ごしてほしい。
 怪我もなく、なによりも泣かないで生きていて欲しい。
 そう、思った。

「彩・・・」

 あなたの顔をもう一度見たかった。

 そして、そこで私は体にすごい衝撃を受け、意識を失った。

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