外伝 母親
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
。
彩を一人留守番させ、出かけた。
特にそのことについて罪悪感を感じたことはない。
私達の仲が良いと、なにより彩が喜んでいたからだった。
そして彩は、学年でほぼトップの成績でクラスでもムードメーカーになり、よく担任に褒められ、まるで我がことのように誇らしかった。
あまり何かを与えたりすることはできなかったが、それでもあそこまで真っ直ぐに育ってくれて本当に嬉しい。
大人びた彩。泣き虫な彩。
どちらも本当の彩。私達のかけがいのない宝物。
だから、だから・・・どうかこれからも健やかに過ごしてほしい。
怪我もなく、なによりも泣かないで生きていて欲しい。
そう、思った。
「彩・・・」
あなたの顔をもう一度見たかった。
そして、そこで私は体にすごい衝撃を受け、意識を失った。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ