アリア
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「な、何をしたの?」
何をしたか、それを説明しようかしまいか。
俺は少し悩み結局、説明する事にした。
「お前が撃った弾丸を俺の弾丸で軌道をずらし
そして壁に弾く。
で、お前にギリギリのギリギリ掠る程度に計算して掠めた。
それだけだ。」
「そ、そんな事、出来る訳ないでしょ!!」
「出来るんだよ俺ならな。」
俺の目には高速で動く物は全てスローに見える。
アリアの撃った弾丸もいい感じに遅く見えてた、それに合わせて弾丸を撃った。
それだけなのにアリアは出来る訳無い有り得ないと訴えて来る。
「そんな事が出来る人間、入るわけ無い、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、?」
何故かアリアの口が言葉が止まった。
そして何か考え込んでいる、どうしたんだ?
「アイツなら出来るかも。」
「アイツ?」
俺のやった事を出来る奴を思い付いたのかアリアは不意に言った。
アイツと
だが、それが可能とは俺は思っていない。
もし可能ならそいつはSランクオーバーだからな。
「てかもう終わりでいいか?」
話で少し忘れかけていたがこんな事に時間を潰していても意味が無い。
今はさっさとこの場を去りボーナスの元へ行き詳しく完結に説明してもらわなければ
「え、あ、私の負けよ。」
急に大人しくなった。
負けはキッチリと受け入れるタイプなのか?
「なら話は終わりだな。」
俺は後ろを向き歩き出す。
さて、ホームズよ。
どんな回答を返して来るか楽しみだな。
「待って!!」
突然の大きな声
俺はそれに多少驚きつつも振り向く。
「アンタ、名前は?」
「名前?」
よくある解らん奴だ。
負けて少しナーバスになってると思ったら意外に元気そうだな。
なら俺もそれを返さなければ
「水無月 蒼太、皇偵だ。」
「皇偵?」
流石にAランクオーバーの神崎・H・アリア様でも
まだ皇偵の存在を知らないようだ。
「時期に知るだろうさ、アリア」
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