コードギアスR2
0667話
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「さて、じゃあ僕も少し用事があるからこの辺で失礼するよ」
そう言い、去って行くフェイト。……まぁ、フェイトの事だから何が目的なのかは考えるまでもないだろう。名目である報告を済ませたのだから、本命であるギアス世界のコーヒー豆をどうにかして入手するってつもりなんだろうが……あ、馬鹿。セシルに声を掛けているぞ。変な豆を掴まされないといいけど。
「身内だけでパーティをやるつもりが、すっかり大勢のパーティになったわね」
ワインのグラスを手に、レモンが笑みを浮かべながら近付いてくる。
「全くだ。まぁ、シャドウミラー内という事を考えれば、これも身内と言えるんだろうけどな。俺としてはゆっくりと過ごしたかったけど」
「ふふっ、夜は長いんだから……ね?」
レモンの誘うような流し目を向けられ、一瞬ゾクリとする。……が、まさかこんな所で怪しい雰囲気を出す訳にもいかず、無理矢理に話題を変える。
「それで、ニーズヘッグの最終調整はもう完了したのか?」
「ええ、ロイドが張り切っていたわよ。……いえ、正確には悔しがって発奮していたとでも言うのかしら? 今日はパーティだから、明日には完了すると思うわ」
「ロイドらしいな。ああ、だからあんなに酔っ払ってたのか」
結局は俺しか使えないT-LINKシステムによってエナジーウイングを制御したのが、余程悔しかったと見るべきだろう。だが、それでもニーズヘッグとエナジーウイングのT-LINKシステムによる連動は多少の調整が必要として、ニーズヘッグは未だに魔法球の中にある。
操縦している方としては特に何も感じなかったんだが、技術班の取っていたデータは微妙に問題があったらしい。
「アクセルー!」
そんな声と共に横から俺の腕へと抱き付いてくる感触。この腕で潰されている胸の感触は……スレイ?
声のした方へと振り向くと、当然というべきか、やはりと言うべきか。そこにはスレイの姿があった。ただいつもと違うのは、その顔が真っ赤に染まっているという事か。……これは、あれだな。ギアス世界で俺に告白してきた時と同じ……つまりは。
「アクセル! 飲んでいるか!」
「ちょっ、スレイ! アクセルに酒は禁止よ!」
いつもは悠然としているレモンが、顔色を変えてスレイへと声を掛けている。
俺自身、酒を飲むとすぐに記憶を失い、更にはいつも以上に凄い状態で朝を迎えているから酒は飲みたくないんだが……
「レモンもこう言ってるし、俺は酒を飲ま……」
そう言った時だった。何故か気が付くとスレイの赤く染まった顔が俺の眼前にあり、そのまま俺の唇とスレイの唇が重なり……次の瞬間には何かの液体がスレイの口中から俺の口中へと流し込まれ……そのまま、俺の意識は闇へと沈んでいくのだった。
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