第九十七話
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「・・・それが、ウッコから簒奪した?」
「みたいだな。雷鎚ウコンバサラ・・・頼んだぞ、ナーシャ」
手渡されたそれは、ミョルニルと同じ起源を持つ、だがしっかりと握れるだけの長さを持った柄。神話に記された、神々の武具。
「これは、ボクでも使えるのか?」
「そういう風にしたんだよ。言霊、聞いてなかったのか?」
確かに、我が親族の振るいし、となっていた。
つまり、ボクでも十分に使える。昔っから、ハンマーの扱いは得意な方だ。
「んじゃ、合わせろよナーシャ!」
そう言いながら、武双君は手元に雷を作り出していく。
何を言いたいのかをすぐに理解して、ボクも雷鎚を構え・・・
「我は神々の王にして全てを司るもの!万物の王の名の下に、雷よ、貫け!」
「鎚に宿りし稲妻よ、圧倒的な破壊力を持って、眼前の障害を打ち破れ!」
二人同時に、流動体でできた壁に打ち付けた。
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