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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第69話 残りの聖剣
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か…」
俺はモデル・ガンの十字具(クロス)を出し、ユウナもモデル・ブレードの十字具(クロス)を構える。
「んじゃ♪レッツ、ゲームスタート♪」


「……ふぅ、はぐれてしまったか」
先ほどの爆発から逃れる際に皆とはぐれてしまった様だ…。
逃げる際に確認できた範囲では、ライニーとユウナの二人、ゼノヴィアとイリナそして木場祐斗の三人で別々に行動しているだろう。
そして、私と士騎明日夏は一人と言う訳か…。
「………」
……ひとまず、彼らや彼女達の事は置いておこう…。
「……出てきたらどうだ?…」
「……気付いていましたか」
茂みから気配が感じたので、呼び掛けると、大柄な体躯に法衣を纏い、片目に眼帯をした男が現れた。
「お久し振りですね、アルミヤ殿…」
「……アンドセル・スミルノフ…」
現れた男はアンドセル・スミルノフ、かつては教会の戦士(エクソシスト)として様々な悪魔を倒してきた男だが、その内、悪魔と契約を交わしていた一般人に手を掛け始めた。
さらにはその親族までをも、悪魔との関係性が無いにも関わらず無差別に手を掛けると言う凶行を犯した為、彼は教会を追放された。
そして、私が彼を処断した…はずなのだが…。
「……生きていたか…」
「フフフ、どうにか。しかし、あの時貴殿に付けられたこの目の傷が疼きますね…」
彼の眼帯を着けられている目にある縦長の斬り傷、彼を処断する際に私が付けた物だった。
「まさか、貴様が堕天使に協力しているとは…」
「勘違いしないでもらいたい。悪魔を滅ぼす為に一時的に組んでいるに過ぎません。悪魔を滅ぼした後、次は彼ら堕天使も滅ぼすのですから。この二種族を滅ぼす事こそが我々神の信徒が成すべき事、私はそれを忠実に行ってきた。だが!教会の者共は私を追放した!」
「……罪の無い人々を殺す事が主の信徒の成す事かね?…」
「……悪魔と契約するなど万死に値する。むろん、その親族も同罪…等しく断罪されるべき者達なのだ!」
「……それだけでは無い、貴様は無計画に悪魔側に手を出そうとした。それは再び私達神側と悪魔側の戦争を引き起こしかねない…」
「むしろ、悪魔、堕天使、この二種族を滅ぼすまで戦争を続けるべきだったのだ!」
「そうしていれば、無駄な犠牲をさらに増やす結果にとなった…」
「悪魔、堕天使、主はこの二種族を滅ぼす事をきっと望んでおられた。だが、慈悲深き主は不甲斐ない信徒達を守る為、手を退かれたのだ!」
「それは貴様の勝手な推測だ!」
「黙れ!主は…」
「何より、貴様が望むのは悪魔への復讐だけだろう!」
「………」
彼には愛する妻がいた。
だが、その愛する妻をはぐれ悪魔によって殺された。
それにより、悪魔への復讐心が芽生え、それが彼の凶行の引き金となった。
「フン、もはや問答は無用!あの時
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