暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート ・オンライン 〜鋼鉄の城に輝く星々〜
エピソード5 〜とある日常の一幕 リズベット編2〜
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
値も変わるし、容量一杯になるとそれ以上吸収できなくなる。そもそも使える機会が少な過ぎるし、容量一杯になることは希なんだよね。」

「説明聞いただけじゃそんなにすごいとは思わないけど、意外とむちゃくちゃな効果みたいね。」


「そろそろさ〜、俺のナイフ作ってくれよ〜」

「あ、忘れてた。」
こんなのが店の店主で大丈夫なのか

「しかし、リョウトなんで貴重なインゴットを使ってまで投げナイフがいるわけ?店頭にも幾つかおいてあるけど、それじゃダメなの?」

「ダメなんだよ、これが。まぁ、作ってくれてからなら説明してやる。」
『アダマント』をオブジェクト化して渡す。

「はいはい。じゃあ、ちゃっちゃとやらせていただきますよ〜」

インゴットを熱してカンカンと叩いていく。しばらくすると、インゴットが変形して、十本の深緑色の刃をしたナイフへと変わる。

「名前は『アダマントナイフ』ね。私も初めて見るわね、こんなの。とりあえず、試してみて。」

ナイフを受け取って、外に出る。少し離れたところにいい感じの木があるので、それを的にする。

「そりゃ」

一番簡単な『シングル・シュート』で的に向かってナイフを投げる

ずどぉぉぉぉぉん

「「「は!?」」」

轟音を立てて、投げられたナイフは木をへし折った。

ちょっと待て!威力高過ぎだろ!普通に投げただけだぞ

しかも、二人ともあまりの破壊力に呆然としてるし…

「『リムーブ』」
叫ぶと手元に投げたはずのナイフが出現してくる。

「え?なにそれ?」

「何って、『投剣』スキルの派生スキルだ。スキルを7割超えたあたりに出てきた。まぁ、『投剣』のスキルをここまであげる人は少ないから、知ってないのも無理はないだろうよ。」

「けど、そんなの剣の世界であるはずのSAOには似つかわしくないスキルだよね。」
フリーズから脱したリズが最もな疑問を投げかけてくる。

「まぁな。けど、幾つかデメリットがある。一つ目は物とか人を注目するとターゲットマーカーが出るだろ?それが投げたナイフについてなけりゃならない。だから、複数同時に回収は無理。」

「けど、それだけなら…」

「もう一つある。それは『リムーブ』を使って手元に転移させるとなぜか耐久値がめっちゃ減る。それこそ、そこそこナイフでも手にした瞬間に砕ける。」

「なるほどね。だから、高価なインゴットを使ってまで投げナイフが欲しかったわけね。」
私が貰いたかったと小声で呟く。
聞こえてるからな…
「あ、そうだ!リズ、武器作成の代金はどうすんるだ?」

「ただでいいわよ。あんた達のおかげでいい材料を手に入れれたからね。その代わりにこれからもリズベット武具店をご贔屓にして頂戴よ。」


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ