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エピソード5 〜とある日常の一幕 リズベット編2〜
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んなの知らないわよ!」
「実際に転移結晶使えないだろ。だから、ここにあんまり人を連れて行きたくなかったんだよ…」
「まぁ、勝てばいいでしょ。勝てば。」
すげー簡単に言ってくれるな…こいつ
「俺とユウカがいるなら、大丈夫なんだが……リズが邪魔!」
「うわっ!ひどっ!そこはリョウトが守るなりしてよね。」
こいつ、ここに置き去りにしてやろうか…
「それが面倒なんだよ。まぁ、今回はユウカも居るしなんとかなるだろ」
そんなことを話していたら、円形のフィールド中央からマグマが吹き出し、金色の鎧をつけた翼竜が登場した。
『Metal Of Dragon :HIHIIROKANE』
「緋緋色金か。伝説の金属だっけ?」
そういや前来た時はアダマントだったような……伝説の鉱石とかになぞらえているんだろな。
金色の翼竜、ヒヒイロカネはその身に纏う鎧は光の加減で金にも緋色にも見えて綺麗だな〜。まぁ、やるけど。さっくりと
『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ』
翼竜が咆哮する。そして、それを合図に戦闘が開始される。
翼竜に接近して、リョウトが拳を、ユウカが大鎌を振るう。
ガキン!金属がぶつかりあう音を響かせて、ユウカの鎌が弾かれる。
「「か、硬い!」」
翼竜が攻撃を弾かれてノックバックしているユウカめがけて尻尾を振るう。それをなんとか躱して、二人とも距離をとる。
「これは思ってたより、骨がおれそうだな。」
「ねぇ、もうめんどくさいからアレ使うわ。」
「りょーかい。どんくらい時間稼げばいい?」
「1分あれば、上々かな。」
「まかせろ!」
俺は翼竜に、ユウカは壁に向かって走り出す。
「じゃあ、ちゃっちゃと済ませましょうか。」
大鎌をマグマ溜まりへと振り下ろす。
すると、鎌の刃がマグマの炎を吸収していき、刃の部分に赤い字が浮かびあがり、鎌を赤い光が覆う。
「さぁ、これで準備万端!備えあれば、憂いなしっと!」
赤く発光している鎌を握りなおすと翼竜へむかって駆け出し、一閃。
『ぎゃぁぁぁぁぁ!!』
相当の強度を誇るはずの鎧を紙を割くように切り裂いた。
「え!?」
ユウカの豹変っぷりに一人驚くリズ
そして、いきなりの大ダメージを食らった翼竜は一旦距離を取り、息を大きく吸い込む。そして、広範囲火炎ブレスを放つ。
「御馳走様〜」
そんな火炎に喜々として突っ込んでいく
「え!?ちょっと、ユウカ!?」
「いや、あれでいいんだよ。あいつは…」
火炎に向かって上段から鎌を振り下ろす。
すると、火炎を真っ二つに切り裂き、それを鎌が吸収していく。鎌を纏っていた光が炎となり、鎌を渦巻く。
「オッケー!
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