コードギアスR2
0666話
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グは赤い色をしており、小さめのエナジーウイングが片方5枚ずつの合計10枚で構成されている。
そう言えば、この歴史ではカレンが中華連邦の、引いてはブリタニアに捕虜にならなかった関係で紅蓮聖天八極式は作られていない。そうなると、赤いエナジーウイングというのもこれが初めてになるのか。
「ロイド、セシル、聞いているか? エナジーウイングが赤になるというのはそっちで設定数値とかを弄って決めたのか?」
「そんな事無いよ! ランスロットと同じようになるように設定しているのに……何で赤になってるの!?」
驚愕の声を上げるロイド。この様子だと完全にイレギュラーなんだろう。
「セシル、エナジーウイングの開発者としてはどう思う?」
「いえ、申し訳ありませんが私にも……ただ、恐らくという言葉を付けないといけませんけど、T-LINKシステムによってエネルギーを集束させてエナジーウイングを安定させたのが理由かと」
「念動力やT-LINKシステムに関しては個人差が大きいし、そもそもこのニーズヘッグのT-LINKシステムはT-LINKフレームで形成されているのを考えると、この程度のイレギュラーはあり得なくはないわね」
混乱しているロイドとは裏腹に、レモンはどこか納得したように呟く。映像モニタを確認すると、マリューもまた同意するかのように頷いていた。
「とにかく、T-LINKシステムのおかげで無事にエナジーウイングが形成されたんだから、調査についてはこの実験が終わってからしてくれ。動かすぞ」
通信装置でロイドへとそう声を掛け、T-LINKシステムを通してエナジーウイングを動かす。とは言っても、別に羽ばたくとかそういう鳥のような感じではなく、エナジーウイングを形成しているパーツを動かすような感じだ。
「……どうだ? T-LINKシステムを通して動かしている感じだと特に違和感は無いが」
「ええ、外から見ている限りでも特に異常は無いわ」
どうやらレモンの言葉を聞く限りだと特に問題は無いらしいな。
「ロイド、セシル、エナジーウイングに関してはランスロット・アルビオンに使っていた物と違って、色々と改造していると聞いているが具体的にはどうなっている?」
「あ、はい。まず最大の違いはブレイズ・ルミナスを防御に使っていない事です。最初はランスロット・アルビオンのように防御にも使えるようにしようと思ったんですが、レモンさんからニーズヘッグのデータを貰った限りでは幾つものバリアやジャマーを装備していますので、これ以上防御能力を高める必要は無いと判断しました。……ロイドさんが」
チラリ、とロイドへと視線を向けるセシル。
肝心のロイドはと言えば、何故か照れくさそうに笑っている。
「……まぁ、確かにEフィールド、G・テリトリ
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