コードギアスR2
0666話
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の中にいた訳じゃ無くて現実世界の方にも何度か戻っているし、魔法球の中でも研究だけをしていた訳では無いだろう。それらを踏まえて、約半年。それだけの時間を研究に費やしての結果がT-LINKシステムによる制御だけというのがロイドには不満らしい。
そもそも違う世界の技術を融合させるんだから、思いついてすぐに出来るってものでも無いと思うんだがな。PS装甲とT-LINKシステムを融合したT-LINKフレームも完成に随分と時間が掛かったし。……いや、T-LINKフレームはそもそもT-LINKシステムの機能を持つチップを金属粒子レベルで鋳込むってのが難しかったんだから一概には言えないが。
それを思えば、グレートグランドマスターキーをヒュドラに組み込んでコックピットから使用出来るようにした葉加Pはさすがと言うべきか。まぁ、技術班の協力あってこそなんだろうが。あるいは、違い過ぎる技術だからこそ逆に相性が良かったのかもな。
「ま、まぁ、ほら。アクセルさんも試してみて下さい。まだシミュレーションしかやってませんが、理論上では大丈夫の筈ですから」
「……そうだな。確かにここでこうしてただ見ているだけってのは意味が無いか」
呟き、空中へと浮かび上がりながらニーズヘッグのコックピットへと向かう。
背後ではロイドとセシルから驚愕の視線を向けられているのが分かる。そう言えば、あの2人の前で混沌精霊としての力を見せるのは初めてだったか。
レモンを始めとした技術班はいつもの事とばかりに、特に気にした様子も無く早速データを取る準備を始めているのだが。
そのままコックピットへと入り、念動力により搭乗者を認証。ニーズヘッグの起動を確認する。同時にグラビコンシステムとPS装甲が起動し、ニーズヘッグの機体表面の色が変わっていく。そして……
「エナジーウイング、起動」
その言葉と共にT-LINKシステムを通してエナジーウイングへとブラックホールエンジンから作り出されたエネルギーが供給。次の瞬間にはエナジーウイングの展開が完了する。
『おおおおおお』
外から聞こえて来るどよめき。というか、起動しただけでどよめきとかどうなんだろうな。
まぁ、とにかく。
「レモン、データは収集されてるな?」
「ええ、無事起動を確認したわ。ほら」
そう言い、レモンから映像が回されてくる。
その映像に映し出されたのはニーズヘッグの背後からの映像だ。バリオン創出ヘイロウの近くにある、人間で言えば肩胛骨の場所にある装置から確かにエナジーウイングが形成されているのが分かる。
ただし、ランスロット・アルビオンのそれとはかなり違う。ランスロット・アルビオンは緑色をした大きめのエナジーウイングが片方3枚ずつの合計6枚で構成されているのに対して、ニーズヘッ
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