第二話 一
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ゃないのか?」
「うーん、やっぱりそうなのかな」
彼女は若干腑に落ちない感じがしたが、考えても分からないので、取り敢えず警戒を解除してからアリスに近づいた。
「取り敢えず、アリスちゃん今までナナシ少年と一緒にここまで来たから疲れたでしょ? 今日はここでゆっくりしてね」
「う、うん」
「すごく痩せているけど、最近何か食べたりした?」
彼女は腰を落として、アリスと同じ目線になって問いかける。
アリスは少し考えて、これまでナナシと旅をしていて、自分が何かを口にした記憶が無いから首を横に振った。
「ううん」
「水とかは飲んだ?」
これもまた首を横に振って否定する。
「ちょ、ちょっと大丈夫なの? すぐに今から食べ物と飲み物を持ってく……」
彼女は慌ててそう言い、彼女の為に食事や水を持っていこうと、足を動かそうとしたその瞬間。
突然、大地を揺るがすような爆発音と、いくつもの銃声が聞こえた。
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