第一話 三
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し眉を寄せるが、それでも離そうとはしなかった。
「きっとわたしたちがきたから、うさぎさんはもうさびしくないっておもってぞんびさんはいなくなったんだね!」
ありすはそう言い、人形をひしっと抱いて、にこやかに笑う。
ナナシは彼女の表情を見て、彼女の真似をしてみようと口角を上げようとするも…… 目が笑っていないので微妙に不気味な顔になった。
でも、ありすは彼の無表情では無い違う表情を見れて、嬉しそうに声を上げた。
「わぁ! ナナシがわらった! でも、ちょっとこわいかも!」
ありすはもう一度にこっと笑い、笑顔を作る。
「にこって! こうやるんだよー!」
ナナシは再びありすと同じ笑顔の表情に挑戦する。
しかし、なかなか口角が上がらず、変顔っぽくなっていった。
彼女はそんな彼を見て、お腹を抱えて笑った。
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