25話
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ですよ。」
『どうしてだい、テレポートは無理なのかい?』
「不可能ですね。せいぜい、正確に転移するなら8kmが限界です。大雑把にテレポートする事も可能ですが、発見される可能性が高すぎてとても出来ませんよ。」
『なら移動手段はこちらで用意しよう。』
「わかりました。こちらも用意があるので失礼します。」
『わかった。リンに話を付けたら連絡する。』
「ですが、1ヵ月しかないんでしょう。急ぐ必要があるので明日には連絡してください。」
『確かにそうだな。明日連絡する。』
そう言って、通信が途切れます。
しかし、OGの世界はいよいよ、DC戦争への動きが加速しようとしている。
いよいよ、戦争に参加する事になると全身に震えが走ります。
戦争の無い世界で育ち、人殺しが道徳的に悪い事である日本で私は育ちました。
今までの価値観が私に牙をむいて襲い掛かっています。
それでも、自分で言いだし、決めた事なので引くわけにはいかないのですが、それでも、今までの価値観は捨てることが出来ません。
(私は人を殺すことが出来るのでしょうか。いくら強い鎧で体を覆っても心の弱さまでは隠せないか。)
復讐のために黒い王子となったアキトに北辰が言った言葉。
全てにおいて違いますが、サイコドライバー、エヴォリュダーという力を貰い、ウプウアウトという高性能の機体で戦場に出るというのに心の弱さまでは補う事が出来そうにありません。
それでも、戦場に出る以上殺す事が出来なければ、私の周りの者に危険が迫ってしまいます。
やるしかないのでしょうが、初陣に立つという事に、これほどのストレスを感じるとは思いませんでした。
(いけません、こんなことを考えるよりもジェイル達にビルトラプターの改修の件を伝えないと。)
考える事をやめて、通信システムを起動して、月面基地に連絡を入れます。
「ノエル、こちら戒ですがジェイル達に通信を繋いでくれませんか。」
『戒、急用ですか。』
「はい、そうです。」
『では、直ぐに招集します。』
そう言って、3人をを呼び出します。
しばらくすると、3人がやってきした。
『なんだい、戒。今、重要な事を決めているんだ。早くしてくれないか!』
『ジェイルの言うとうりなんだ。やっと進み始めたのに。早くしてくれ!』
『ジェイルさん、ロイドさん。そんなこと言ってはいけないでしょう。』
『でも、間に合わなくなっちゃうよ!せっかくの情報収集のチャンスを逃しちゃうよ!そんなのは、ぜ〜ったいダ〜メ〜だ!」
『そのとうりなんだ。だから、早くしてくれないかね。』
「は〜、2人とも欲望に正直ですね。カザハラ所長より依頼が入りました。ビルトラプターの改修をこちらでして貰いたいという依頼です。ビルトラプターの
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