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改正版 後悔先に立たず、後に立つべし
25話
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その国の民に恨まれ、最終的には滅びてしまいます。
 私には国をこうしたいという願望もありませんし、人の上に立ちたいという意志もありません。
 最終的に破綻するでしょう。
 私は個人的な感情を優先するところがありますから。

『それでも、ブリタニアという国は武力による支配を肯定する国なんだろう。君とアーニャがブリタニア皇帝に狙われているとすれば、最終的には武力衝突に発展すると思うのだが。』
「そうなるでしょうね。しかし、安心して味方に出来る国が無いという事が辛いですね。」
『ブリタニアに対抗できる国が無いというのか?』
「ブリタニアに対抗できそうな国はありますが、2つとも信用できないんですよ。1つはE.U.ですが、民衆の意見に政権が左右されすぎます。俗にいうと衆愚政治ですね。具体的な例をあげると日本がブリタニアに占領されると国民がブリタニアを恐れて、政治家は国民の意思に従って、日本人の財産全てを接収して、ゲットーに収監したんですから。あと1つが中華連邦ですが、こっちはもっとひどいですよ。上にいるものは私腹を肥やす事しか考えていませんから、民は飢えています。この国のトップは宦官で大宦官と呼ばれています。イメージして貰うとすれば、秦の趙高か、後漢の末期の十常侍をイメージしてもらえばいいと思いますよ。は〜。」

 そう言うとカザハラ所長は難しい顔になります。

『それは、何と言えばいいのか。その状況では君が焦っていたのがよく分かった。』
「理解してもらえたことに喜ぶ事ができません。こちらの状況は味方がいない事は最悪ですが、月にはブリタニアも手を出せないという事を考えると幸運と言えるでしょう。そのために、状況を安全な月面基地で見れますから。」
『そうだな、ひとまず考えることが出来るからな。はははは。』
「この話はひとまず置いといていいですか、心配してくれるのはうれしいのですが、良い未来を思い浮かべることが出来なくて鬱になりそうですから。話を戻してもらっていいですか。」
『そうだな、話を戻そう。だが、君にとって、この問題は地雷だな。だが、選択しないと状況はもっと悪くなるぞ。」
「それは、理解しているのですが。(ここに更にルルーシュという問題ありますし。考えれば考えるほど鬱になります。いっそ、どこかに劇薬はないでしょうか。そうすれば、E.U.ぶち込んでやることが出来るのに。)」

 その後は、ビルトラプターを改修する為に、ビルトラプターが現在、月のマオ・インダストリー社の工場にタイプLとタイプRともにある事を聞き出し、カザハラ所長をいつ向かいに行くかを話し合いました。

「しかし、月ですか。」
『何か問題でもあるのかね?』
「そちらの世界の月には行った事が無いんですよ。だから転移出来ないと思ってどうやって行こうか思案しているん
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