第五章
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うですね」
「それは」
「さて。それでです」
櫻井の攻撃は続く。
「植民地統治といいますが植民地統治を受けている立場の人間から中将が出るでしょうか」
言うまでもなく軍の最高幹部になる。閣下という尊称で呼ばれるだけではない。かつての日本軍では将官は天皇陛下が直々に任命されるという形式であった。実質的には軍のそうした人事を陛下が頷かれるというものであったがそれでも陛下が御存知であられない筈がないのである。植民地の者がそこまでなることなぞ普通に考えて絶対に有り得ないことなのである。彼女はそれを言ったのだ。
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