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【IS】例えばこんな生活は。
例えばこんな幻聴はいつか当たり前になるだろ
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別に絆パワーによるものじゃなくてそんな裏があったんですね。ちょっと夢が崩れました。

しかし、それよりも深刻な問題があります。ジェーンさんが可愛すぎて授業に集中できな・・・・・・皆さんがジェーンさんに気を取られて授業が滞りつつあります。彼女は危険です。早急に元の姿に戻す必要があります。何よりもあの胸の重みから来る悩ましい肩こりから脱却したばかりかハイパーアンチエイジングに成功するなんて羨ま・・・でなくてけしからんと思います。人は自然体であるべきなのです。

・・・マリアが同意してくれている気がします。肉体ではなく精神面で自然体であるべきで、欲求は解放されるべきみたいな感じで。この子の将来が心配になってきました・・・



10月1日 箒の手記

姉さんのことで、ゴエモンにお礼を言った。ゴエモンはやはりと言うか、「俺、自発的には何も出来ていないんだけど・・・」とちょっと悔しそうな顔で言った。分かってる。でも、お礼が言いたい気分だったんだ。

ありがとう、姉さんを人間にしてくれて。
そして、姉さんの涙を見せてくれて、ありがとう。

ただ・・・ただな。ちょっとまずいことになってな。あれなんだ、うん。その、あれ。姉さんが・・・暫く療養がてら学園に滞在するらしくて。ああ、マジだ。うん。それで・・・それでだな。実は姉さんの養子のクロエ・クロニクルという子が・・・・・・え?その子ならもう訪ねてきた?でもってラウラともう出会った?それでクロエは?

「家族が増えたぞ!やったなウツホ!」
「クロエおねーちゃん久しぶりー!元気?ねー元気?クッキーあげる!」
「元気ですけど・・・えぇと、私はこれ、どういうリアクションをすればいいのですか?」

ラウラに(くし)でものすごく丁寧に髪を梳かれながらウツホに手作りお菓子を食べさせられて伝えるべきことの半分くらいしか伝えられていないクロエがそこにいた。
いや、私が言いたかったのはクロエをどこの部屋で寝かせるかという話だったのだが・・・そうか、ウツホとも知り合いなのか。ならば虚先輩とウツホの部屋に泊めるのも―――

「馬鹿を言うな!姉妹なのだから私と同じ部屋で寝るべきだろう!?」
「そう言いだすと思ったからお前に会わせる前に部屋を決めておきたかったのに・・・」
「・・・どうしようゴエモン。流石にベッドの数が足りないよ!」
「しょうがないな・・・オウカ、暫く待機形態で一緒に寝ようか?それで一人分開くから」
「ウン・・・待機形態もゴエモンの生体データを近くに感じられるから、好き。だからいいよ?」

ゴエモン&オウカ・ジェーン&ニヒロ・ラウラ&レンに加えてクロエ追加。嗚呼、またゴエモンの部屋に女が増える・・・どうして私の好きになった男の周囲には女がやたら増えるんだ!?呪われているのか・
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