例えばこんな幻聴はいつか当たり前になるだろ
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9月27日 社長令嬢日記
リューガに呼び出されて、報告された。
ラファールを超えるラファール、 風 天 が完成したと。
ジェーンがあんな可愛い事になっている間もリューガは自分の仕事をしていたようだ･･････なんか整備課の親玉みたいな感じで後ろに他の整備課メンバーが控えてるけど。みんなして”班長”とか”先生”とか”師匠”とか、中には”おやっさん”と呼んでいる人までいるのはどうかと思うけど。とにかく後は僕が乗って最終調整を済ますだけになっていた。
武装はラファールの4枚のウィングを改造して内蔵複合兵器に。
少しばかり拡張領域を削ることになったがそれでも一定以上のバスロットは確保している。
父さんの依頼通り、ラファールの正統強化型だ。
上部二枚は高機動戦闘用兵装「エル・デ・リュミエール」を搭載。
下部二枚は圧縮力場発射兵装「フレシュ・デ・リュミエール」を搭載。
これで空中戦闘能力、総合火力、防御力の全てが上昇。癖があるけれど、完全に使いこなせればもうテロリストのISになど負けはしないとのお墨付き。
これで最終調整が済んだら、明日の模擬戦で早速動かすことにしている。
ファリン、一度負けてボロボロにしちゃってごめん。でも、新しい翼で頑張るから。父さんとリューガと一夏と、いろんな人たちの協力で出来上がったこのフレームがあれば、性能で負けることはない。
だから、もう一度。私を信じて、力を貸して･･･！
きぃん、と待機形態のラファールが鳴った気がしたけど、気のせいかな？
9月28日 オルコットの優雅日記
リューガさん、貴方は本当にとんでもないお方です。まさかこの短期間でリヴァイブⅡをあれほどの機体に作り替えるとは･･･敬服に値しますわ。
まず、ガーデンカーテンの展開速度が以前と全く違いました。カーテンはエネルギー壁と特殊結晶壁の二重構造の為に展開処理のために動きが鈍るという欠点がありましたが、今のラファール・エクシードは任意のタイミングで飛行しながら展開できるようになっていました。つまり、トップスピードを保ったまま敵の攻撃を防御できるという事です。
しかも、下部ウィングがそのまま射撃兵器として使えるよう改造がされており、逆手持ちのキャノン砲となっていました。カーテンの結晶バリアを圧縮して打ち出しているのか、反動が少ない割に連射が利いて火力も申し分なし。しかも短～遠距離用に発射する結晶弾の特性を変えられるようです。
そして何より脅威だったのが･･･あの上部2枚の翼、「エル・デ・リュミエール」。あれは両翼にガーデンカーテンを応用した攻性バリアを展開した超高機動戦闘兵装。一度使えば翼だけでなくISの全身がカーテンで覆われ、バリアを展開したまま一方的に接近戦を仕掛けることが可能
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